I love being "solo" definitely! 絶対にソロがいいよね。https://t.co/zkSQz31910— 野崎洋子 (@mplantyoko) February 4, 2020
つい先日BBCのインタビューに答えた記事が公開されましたが、イギリス人だけじゃなく世界各地から日本のソロ飯文化が良いという声が上がっています。誰かと一緒じゃないとダメみたいな同調圧力に苦しんでるのは欧米人かもしれません。https://t.co/gQExXntmgq https://t.co/ldLbZOmULI— 荒川和久@「結婚滅亡」著者 (@wildriverpeace) February 2, 2020
ソロ飯、ソロ映画、ソロコンサート観覧、ソロ活動、大好き。そもそも誰かが同意してくれるのを待ってたら、何も好きな事出来やしないもんね。
そもそも現首相の妻のように、妻だからという理由だけで旦那の職場に意味もなくついてきて、あれこれ口出すなんて、もう最低。そりゃー、その場の中心人物の奥さんや家族が来たとなれば、周りは気を使うわけですよ。その状況に気持ちよくなって、勘違いして、また再びパートナーの職場に行っちゃう。そもそも「誰かの妻」「誰かのガールフレンド」というだけの存在は、私は認めないね。そういえば「母であることに自分のアイデンティティはない」って言ってたのは未来食堂の方だったたけ? かっこいいよね。「妻であること」「誰かの家族であること」「誰かのガールフレンドであること」それはその人のアイデンティティにはなりえない。
とあるミュージシャンが嘆いていた。パーティだ、ソーシャライジングだとなると、だいたい二人分の招待が来るわけだけど、実際自分は一人の方がいいって。奥さんがいると誰かと話している時も、奥さんに気を使わないといけないから自由に仕事の話ができない。そもそも奥さんも知ってる当たり障りのない内容しかその人と話せなかったりするわけですよ。パーティが遊びのパーティならいいけど、そこは大事な新しいネットワーキングの、仕事の場だったりするわけだから、難しいんだよ。「おまえはいいなぁ、一人で気楽で」とか言われた。あぁ、これだから私の婚期はますます遅れるわけだ。
その点、某ミュージシャンの奥さんは、某パーティで本人が誰かと話はじめると、すうーっと姿を消していた。そして様子をみながら彼が寂しそうにしていると、また自然に彼に飲み物を運んだりしてあげていた。これぞ妻の鏡! プロの奥さん。が、こういう奥さんは滅多にいない。ほぼ皆無といっていいだろう。よく言うんだ。私たちはミュージシャンは選べても、そのパートナーや家族は選べないよね、と。
また他の別のミュージシャンも言ってた。「今度のガールフレンドはいいんだよ、僕に楽屋で話かけたりしないで待っててくれるから」と。あぁ、わかる!
私も昔は親や単なる友達を公演に呼んだりしたけど、例えば主催者である私の親が来たっていえば、周りのスタッフもミュージシャンですらも気をつかってくれる。でもそれでそのスタッフが自分の仕事に集中できずミスがあったら本末転倒。いつだったか、しつこく私に話しかけてくるウチの親に「今、仕事してるんだから、待っててよ」とか言ったら「だって早く帰らなくちゃ」と来たもんだ。もう2度と呼ばない…と思った。それ以来、実際呼んでない。
一方、単なる友達を呼んだとしても彼らが来たら来たで、「人の職場にお邪魔してます」っていう感覚がないから困る。音楽業界の場合、しょうがないんだよな…。これが普通のオフィスだったら違うんだろうけど。いや、友人にご来場いただけるのはありがたい。ありたがいけど、私としゃべりたがったり、相手してほしがったり… 結構面倒くさい。こっちは仕事してんだって。その友人が嫌いなわけじゃない。それがわかってもらえないと悲しくなる。だから友達を呼ぶのも、とっくの昔にやめてしまった。
それでも…それでも、だ。例えば自分で自分の事業やってる人は何も言わなくてもわかってくれるのよね。「のざき、忙しそうだし、あとで連絡すればいいや」って。でもたいていの人はサラリーマンだから、そういうことをまったく理解しない。それこそ、静かに来て、あとで感想メールくれたり、チケットを普通に買ってくれたり…、そういう普通のお客さんにできることが、友達だとできない。たいていの友達(?)は、悪気もなく招待をねだり、現場で特別扱いを求め、こちらの職場を荒らしにやってくる。厳しいけどね。でも言わないと、こういうことは分かってもらえない。こんなバカなことで友だち失いたくないけど…。
ちなみにここにも何度か書いているのだが、同じ悩みは某有名美術館の館長ももらしてらした。そこの館長ともなれば、友人もセレブ系だろうに!! 状況はどこも同じなんだなぁ…。まぁ、みなさんがやってる真面目な仕事に比べたら、私たちの仕事は文化祭にしか見えないだろうけどさ。
というわけで、話は戻ってソロ飯。ソロは気楽でいい。人の公演やイベントにもなるべくソロで行く。現地で誰かに会ってご飯に行こうっかってなれば、それはそれ。例えば招待状を2枚もらって無駄にしたくないとか、そういうことでもない限り、どこにでも一人で行くようにはしている。それが一番いい。相手に迷惑かけたくないもんね。それがプロのソロ活動。招待もらっても挨拶したら、とっとと帰る。これ鉄則。
ま、言いたいことは、自分は仕事の人間関係とプライベートの人間関係は混同しないようにしたいな、ということです。ま、でもいいのよ、パートナーを職場に連れてきたいというなら、それはその人のスタイルだから。でも私は勘弁したい。だから自分の現場ならともかく、私が主催の現場では、そういうことをしないでほしい。私の現場では、私を含め、みんなギリギリのところで働いているんだから。
そんなこともあったりするから、現状私がつきあっている私の今の仕事仲間はみんな最高だと思う。どんな著名な方でも当たり前のように招待やサンプル盤を要求する人なんて誰もいない。素晴らしいよね。普通こんなの無理だと思う。本当に私は恵まれている。仕事仲間って、金銭取引もからむくらい同じ価値観をシェアしてないと、一緒に仕事ができないわけで、友達とか仲間って本来そうであるべきだと思う。私は本当に恵まれている。
今日も張り切って行きましょう! 本日北区の講座の講師業、そのあとはバルトロメイ・ビットマンのチケット発売を夕方4時から。特に北とぴあ最前列ほしい人は是非。こちらからどうぞ。
PS
いろんな意味で、長く生きていくのであれば、仕事の付き合いと、プライベートな付き合いはクロスさせない方がいいよね。じゃないと逃げ場がどちらにもなくなる。私は今、プライベートが皆無に近いので、そっちが問題。また編み物でもはじめなくちゃ、とは思っている(笑)