これ、難しいんだけど、ロックバンドは確かにCDとノベルティの売り上げくらいしかマネタイズしていく方法がない。ホールを埋められりゃ別だけど、それだって制作費がかさみあまり残らない。ライブで食えるのはほんの一部。【インタビュー】音楽では食えない―― https://t.co/tp7KhhVqsU— 野崎洋子 (@mplantyoko) February 15, 2020
ロックバンドは難しいんだよなぁ… でも彼らがこうやって公に言うことは良いことだと思う。夢だけじゃ生きていけない。現実を見ないとね。
それでも伝統音楽を演奏してたりクラシックやってたりすれば「営業仕事」は来る。営業仕事、つまりギャラをもらって、人に雇われる仕事だ。それをしていれば、自分にはリスクがないから、まぁ、小規模でも活動し、生活はなりたつだろう。それが正しいと思うなら、それはそれで正解だ。外野がとやかく言うことじゃない。
ところがロックバンドみたいに自分の表現活動=生き様ともなれば、これは難しい。よほど多くのリスナーが共感し、CDが売れないと生活できない。たくさんのバンドが非常に無理をしてライブ活動を行なっている。それぞれのメンバーやスタッフ、家族の犠牲の上にすべてがなりたつ。
何も知らない素人さんや一部の業界人たちだって、会場がいっぱいにさえなっていれば「すごい儲かってるのかな」と勘違いするくらいだから、それを外から読むのは難しい。自分でもライブを作っている人がチラシを眺めて現場を眺めてやっと実態は想像できる。「まぁ、この程度じゃきついだろうな」と。でも、まぁ、昨日も書いたけど「夢を売る」仕事だったりもするからね… 厳しいよね。
そしてこれまた面白いのが1曲でもヒット曲があれば、将来くだらない(失礼)営業話が入ってきたりするんだからたちが悪い。デパートの屋上だって、商店街のステージだって、なんだってやっちゃう。ちょっと悲しいけど、大衆からお金をもらうってそういうことだ。
世の中ってほんとうまくできてる。人の言うことを聞いて我慢すれば、お金は確実に入る。人の言うことをきかないで自分の好きなことをしたいならば、赤字のリスクを覚悟でのぞまないといけない。
私は幸いにも両方のやり方を持っているので、いろんな意味で恵まれている。自分の好きなことも思いっきりできる。仕事をくれるクライアントさんにも大事にしてもらえている。本当にありがたいことだ。
さて今日も張り切ってまいりましょう〜
土鍋で炊いた玄米。美味しそうに見えないかもだけど、なかなかですよ。