笹生那実『薔薇はシュラバで生まれる』を読みました。これは面白い!

本当なら今日から海外出張だったのに、雨の東京で仕事です。
さて、こんな漫画読みました〜。



面白かった!!

ウチは家が厳しくて、漫画をほとんど読ませてもらえなかった。とはいえ友達から借りて、結構こっそり読んでいた。私はそれほど少女漫画にハマった方ではないが、でも66年生まれでその世代ドンピシャだったことは紛れもない事実である。周りの女の子たちはみんなハマってた。これはその時代に漫画家のアシスタントさんとして頑張っていた女性が書いたもの。彼女自身も活躍した漫画家だったらしい。ノンフィクション。

圧巻は山岸涼子『天人唐草』の誕生秘話。この頃、少女漫画の主人公はティーンエイジャーか、せいぜい20代と決まっていた。それを一気に30歳にしてしまった山岸先生。女性の生き方をまざまざと見せつけた。すごい。これ1979年の作品だよ? すごいよね。すごすぎるよ。読み切りだったのにもかかわらず一度読んだ人は絶対に忘れない漫画。



実は三原作品は私はまったく読んでない。


そう、みんな漫画が好きなんだよね…


実は美内すずえ先生の作品も、きちんとは読んでいない。今から読んでも面白いのかな…読んでみようかな。でもこの本に描かれている美内先生のいろんなエピソードには心を打たれた。

でも今でこそ漫画の原稿もデータでやりとりしているそうなのだが、ちょっと前まではこのようにアシスタントさんたちがシュラバを乗り越えて原稿を仕上げていたという話なのだ。

いや〜、おもしろかった。私ですら面白かったので、好きな人や当時ハマった人はうんと面白いと思う。ぜひ。





この本のリンクとともに、私の好きな漫画のリンクも貼っておきます〜。良かったら、皆さんの好きだった漫画も教えてください。

しかし山岸涼子、萩尾もと先生の作品は電子になってないのが、つらいなぁ。漫画は電子で買うと誓ったのだ…  読み終わると処分したくなるから。そして処分すると、また読みたくなるから。同じ漫画を何度も買っちゃったりするのよ。あーあ。




PS
今日の元気になれる音楽はこちら。ロックバンドみたいに熱い! かっこいいでしょ。レド・ツェッペリンみたいだよね。