未来はどうなるのだろう


政府の援助なしでしかやっていけないんだったら、趣味に留めておくのがよくないかい?…と、貧乏ミュージシャンがエアラインのスタッフに言ったとか、言わないとか(笑)

まさに私の仕事も今後は趣味に留めておかねばいけなくなることになるかもしれない。昨日、秋の最大の企画が飛んだ。詳細発表前に飛んだので詳細は書けないが、2年あたためて多くの人が絡み、たくさんの時間をついやした企画だ。まったくもって泣けてくるわい。
 確か糸井重里さんじゃなかったかな…311の直後、これからは国民全員バケツリレーって言ったの。もうこれからは社会を回す仕事だけが必要とされ、生活必需品でもなく、余計な、ある意味クリエイティブな仕事なんか社会に必要とされないのかもしれない。

世の中のどのくらいの人が「社会に必要な仕事」をしていて、「余計な仕事」をしているのだろう。パーセンテージが知りたいが、「余計な仕事」はこれからどんどん難しくなる。

とはいえ、飛んだこの来日企画は自分の主催ではない。私が考えたアイディアで大きな会社に持ち込み採用していただいた、というものだ。すべての決定は主催者が握っている。主催者さんの価値観、方針を尊重するしかない。主催者さんに文句を言ってもしょうがない。またこの状況下であれば、主催者さんの判断も十分理解できる。私は企画の発案者だが、自分には出資する必要はなく(ただ費やした時間を考えると泣けてくるが)究極的にはギャラ仕事だったから、主催者さんがキャンセルといえばキャンセルということだ。それで仕方ない。

この秋はこれ以外にも別のアーティストで別の企画が企画されているが、こちらも自分主催ではないので、おそらく流れるんじゃないかという気がしている。もう今年いっぱい公演は無理かもしれない。

あとは来年1月の自分の主催公演をどうするか、ということだよね。これは私が自分で決められる。が、これこそ自分自身がかかえるリスクが大きく、果たして小さなTHE MUSIC PLANTが耐えられるのであろうか、という問題がある。

ただ良いのはこれに関する決定権は完全に私とアーティストが握っている。私たち二人がやるといえば絶対にやれることはやれる。(ただしそれでお客さんの健康に被害が出るということになれば、やはりそれもキャンセルだし、そもそも飛行機が正常に飛ばなければ来日もできない)

今後どうなるんだろうと言う中、具体的にコンサート活動が再始動した場合、重要となるアイディアはこれらのブログや記事に書かれていることなので、自分のメモ用にここに置いておく。

どっちにしても私の場合、仕事の90%は自分初の企画ではあるので、そう言う意味においては不安はない。仕事は作ろうと思えばいくらでも作れる。ただコンサートみたいな楽しい仕事はおそらく今後難しくなるだろうなというのは禁じ得ない。また第3者に買ってもらうような企画は今後どのくらいの企業側がリスクを取れるのだろうということを思うと、非常に暗くならざるを得ない。

まぁ、でもそういう時は基本に立ち返って…  これを忘れちゃだめだと思うが、今は力がでないわ。果たして何ができるのだろう。

まぁ、幸いにもウチにはフルタイムのスタッフはいないし、私は扶養家族もいない気楽な独り者だ。また幸いにも私たちの仕事は先へ先へとプランニングしていく仕事なので、毎年夏は収入はないことはずっと前からわかっていたし、秋の企画が飛んで年末の収入がなくなっても、実際のダメージがくるまで半年くらい猶予はある。その間、自分はどうするのか考えないといけない。そして100%とまではいかなくても90%くらいの健康を取り戻さないといけない(今はまだ60%くらい)。あとは私一人なら、どうにでもなる。ただこれまでみたいな充実の、楽しい人生は送れなくなるのかなと思うと寂しいんだよねー となると生きてる意味あるのかなと不謹慎にも思ってしまう。

ま、今日は天気も悪いけど、雑用多くて忙しい。JANコード延長のお金も郵便局で払ってこないとー。まぁ、今朝はしみる音楽でも聞きましょう。しみます…