写真は最近愛用している群馬のバター。絶品である。人からいただいてすっかり気に入ってしまい自分でもお取り寄せしている。送料も入れると結構な金額だが、これは絶対にやめられない。あぁ、至福の時…
昨日は久しぶりに仕事仲間とZOOMミーティング。というか、単なる雑談の時間。でも楽しかった。やっぱり一緒にプロジェクトを進める仲間というのは素晴らしいと思う今日このごろなのだった。
しかし、まぁ、この情勢下。いったい社会はどうなっちゃうんだろうね。こちらのブログがとても興味深い。
辛いけど、これが現状。果たしてこれからコンサート事業ってどうなっていくんだろう。不安を覚えつつも、当面はこのまま静観するしかないのかなぁ、とは思っています。まぁ、悩んでもしょうがない。座席つぶして、チケット代が2倍、3倍になるのか。そうすると新しいお客さんはこなくなるののか。考えても答えは出ない。まぁ、誰か頭のいい人がいいアイディア考えてくれるだろう!!なんて思いつつも、何か収入の糧になるような新規事業を考えないとなぁ、と思ったり。
そして、この社会情勢下でラジオを聞くことが増えてる。そして、とある芸人さんの「コロナで風俗に可愛い女の子が増える」みたいな発言が問題になり、相方さんが出てきて一緒に謝罪番組やったりしているのをひょんなきっかけで全部じっくり聞いてしまった。なんか素直に心が痛かった。
この謝罪にウソがあるとはとても思えない。
最初は興味本位だった。普段からこの芸人さんについてはよく知らないので、あれこれ書くつもりはない。なんか高級ご飯食べに行って全部おごるとか、そういうTVやってたよね。あれは面白かったよなー 今でもあるのかな、あの番組。というか事件の全貌はよく知らないし、普段の彼らの芸風とかもまったく知らないから何も言えない。
でもこの方、いっとき、精神的にまいってしまって休業されていた方だよね。確かに彼の目は時々TVの本番中でも妙に泳いでたり、なんというかギリギリな気持ちでやっているのが感じられて、危ういなぁと思ったことはあった。最近ヒットしているNHKの教養バラエティみたいな番組は盛り上がっているらしいけど、どうなんだろうね。
そして、それに続いてこの件をフォローするような爆笑問題のラジオも延々2時間くらい聞いてしまい、これも妙に感動。っていうか、みんな熱いな。みんな必死でこの世界で生きているんだな、って思った。いろいろ妙に感動してしまった。(余談だが、爆笑問題のラジオのグレタ・トゥーンベリ文学賞というコーナーにハマってしまい、笑った、笑った。この閉塞感漂う中、あのくだらなさにだいぶ助けられている。爆笑問題ありがとう!)
誰かが書いてたけど、あの芸人さんも相方さんも、そもそも女性を人間として見てないところがあるね。彼がどんな育ち方をしてきたかは知らない。でもすごく女性に対してコンプレックスを感じていたんじゃないのかな。だから女性を人間としてまっすぐ見ることができないんだろう。相方さんの「結婚してみろ」みたいな説教にも問題がある、と言う人もいるらしいが、あの延々と熱心に一緒に謝ったり説教したりする彼の態度に心を打たれない人はいないと思う。聞いてて、涙が出てきてしまったよ。自分が、自分のアーティストたちがこのくらい真摯に自分の仕事に、音楽に向かえているかということも考えてしまった。芸人さんたち、必死だし頑張ってるよね。また売れている人だと抱えているものも大きいし、それに頼っているスタッフも多いと思う。大変な職業だ。文句を言っている人たちはいったい自分はなんぼのものだと思っているのかと思う。
それにしても、最近、こういう漫才コンビや男性二人組の固い友情には感動させられることが多いなぁ。先の吉本の闇営業騒動とかもそうだったし、あと電気グルーヴの二人もそうだ。でもバンドとかも見ているとそうだよなぁと思う。彼らにはある意味、夫婦よりも家族よりも兄弟よりも固い絆があるのではないかと思う。だから一旦壊れてしまうと修復不可能なくらいダメになっちゃうことも多いんだけど。でもだからこその美しいものもすごくあって、いろいろ考えらせられた。
っていうか、なんというか… 普通さ、大人になったら喧嘩とか普通しないじゃないですか。でも彼らはお互いにすべてをぶつけあう。時には怒ったり、一緒に笑ったり、泣いたり、すごく感情的になる。でも外部に敵ができるとものすごいパワーで一致団結する。
下記はちきりんさんのツイート。本当に激しく同意。
西川きよしさんとやすしさんとか、— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) May 1, 2020
田村淳さんと亮さんとか、
矢部さんと岡村さんとかみてると、
芸人さんの「相方」同士の関係って、
夫婦や親子より強い絆なんじゃないかという気がするよね。
でも実はこのあとのツイートで、ちきりんさんは女同士ではそういう友情はありえない、みたいなことを断言されていたのだが、私はそんなことはないと思う。女同士だってありうるよ。こういう友情。仕事仲間の友情。
っていうか、仕事仲間ってすごいよ。だって、仲がいいということだけではなく、そもそもお金や金銭感覚も関わってくることだから、価値観のほぼすべて共有していなければ一緒にプロジェクトなんかできっこない。仕事仲間の結束力って、男女の恋愛よりもすごいものがあると思う。そう思える時がある。
もちろん学生時代の友達とかなんの利害関係もなく友達でいることも美しいと思う。でも、きっと今、学生時代の友達と会って話しても、政治のこととか時事問題とか、もう共感ポイントは少ないかもしれないと思う。学生時代の友達とは、やっぱ昔話をしてその時だけ盛り上がって、大笑いしてそれで十分だと思う。
一方で現在の仕事仲間は、まぁ私がワールドミュージックというある意味ニッチなエリアで仕事をしているせいかもしれないが、世界情勢に関することとか、日本の政治のこととか、ほとんどの話題で同じ価値観をシェアできることが素晴らしい。というか似たような価値観を持つ人間のふきだまりみたいな場所に私がいるのかもしれない。
加えて私のようにフリーランスは嬉しいことに仕事仲間を選べる。同じオフィスに居合わせたというだけで四六時中一緒にいるのとは訳が違うのだ。だからこそ、余計結束力が高まる。少なくとも私はそう感じている。まぁ、私の片思いなのかもしれないけどね。でもそれでいいんだ。仕事仲間、本当に大事だよ。
普段は基本一人で事務仕事しているけど、こと現場となれば、私を取り囲むこのチームがいないとすべてがなりたたない。私は本当にラッキーだと思う。
仕事仲間の友情というと、絲山秋子さんの『沖で待つ』が一番共感できる。よく太っちゃんと主人公の間に恋愛感情はあったかもという感想文を目にするが、私から言わせれば「ない」と断言できる。が、それは恋愛感情よりも、何よりも強くて確固たるものだ。この本は何度読んでも細部のシーンに、細部のセリフに深く深く共感してしまう。特に具合の悪い太っちゃんを後部座席に寝させて運転し、クライアントに謝罪に行く時の主人公の気持ちがすごく良い。こいつのためだったらなんだってできる、と思える、そういう関係。超名作だから、まだ読んだことのない人は読んでみて。短いからすぐ読めちゃうよ。
さて、最近気づいた驚愕の事実。サラリーマンの人は、なんとリモートワークが不可能で自宅でほとんど毎日遊んでいたとしても、決まった額の給料が月の終わりには振り込まれるそうなのである。驚愕!! すごいな!! しかも日本の場合、自営業者の割合は10%くらいじゃなかったっけ? バイトと正社員の違いはあれど、普通の正社員だったら、普通に給料をもらい、そのまま生活は続けていけるらしい。すごいな…
さて自営業者は今日も普通に仕事します。今日も天気がいいみたいよ。良い日になりそう。
PS
男女の友情の話といえば、こんな漫画があった。いいよ!