2020年8月24日月曜日

「バンドにエイド」ジャケット制作(1)

さて参加アーティストの紹介も昨日でひと通り終わったので(リンクはすべて公式ページにまとめてあります)、今日からCDのアートワークの制作の裏話について書いていこうと思います。クラウドファンディングに参加してくれた方が、一緒にワクワクしてもらえるといいな、と思って。新しいことをするのって、ちょっと不謹慎だけどワクワクするよね。このワクワク感がいいんだ、この仕事は…。


さてこの「バンドにエイド」のCDを作るにあたり、ジャケットをどうしようか非常に悩んだ。まずは こういうウチにあるツアーのラミネートを組み合わせて写真を撮ってみたらどうかしらーと思ったり…

でもこういう思い出グッズって、先日の断捨離でかなり処分しちゃったんだよね。あと作った時期などに偏りがあって満遍なく揃えられるはずもなく…。また昔はよく作ってたけど、今はほとんど作っていないし…。

一方で、コンサートチラシはたくさんあるので、それらを組み合わせて撮影したらどうかな、とも思ったり…  うーん、なんか収まりが悪い。

あとウチのデザインをお願いしている高橋さんはイラストも良いので、高橋さんにイラストをお願いしようかなぁ、とも。

そのうち、古い楽器ケースのクローズショットとかいいかも? どっちにしても、何かこう、ウチのレーベルはワールド系なのかもしれないけど、どこかロックっぽいものがいいなぁと漠然と思いだした。

で、私の周りでもっともロックな人といったらこの方、フォトグラファーの畔柳ユキさん。ユキさんに相談して、ありものの作品でも使用料を払って使わせてもらおうかなぁと最初は思ってたのだった…。

ユキさんの行動力はすごくって相談したら、すぐに車を運転してウチの裏の荒川土手まで遊びに来てくれた。まだ梅雨の時期だ。コロナ禍ということもあり、ウチの中ではなく屋外の、風通しはよいけど雨風がしのげる隣の隣のマンションの中庭みたいなところにあるベンチでこのプロジェクトについて相談する。

ユキさんは熱心に私のとっちらかった話を聞いてくれたのだが、アートワークについては、周りを見渡し「やっぱり土手はいいなぁ、土手の写真にしてみたら? 土手がいいよ。野崎さんといったら土手だ」という。ユキさんに言われても「そうかぁ??」と私はまったくピンとこなかった。まぁ、あくまでアーティストのCDだし、そこで私が自分を出してもなぁと思ったのも事実だ。また私の個人のfbアカウトで、土手の写真はミュージシャンの連中は見たことがあるだろうし、CDをもらったミュージシャンに「あいつ、自分出してきやがった」と思われるのもいやだった。

じゃあ他に何かいいアイディアがあるかと問われれば、これが全く浮かばない。素人ってこうなんである。出てきたものが好きか嫌いかは言えるのだけど、自分でアートなアイディアが出ない。それに私にしてみれば土手なんてほぼ毎日見ているからありがたみがないんだよね。

それにしても土手かぁ…。

そしたら、ユキさんがその日、気軽にiPhoneで撮った写真を加工して私に見せてくれた。こんな感じにしたら映画っぽくてかっこよくないか?、と。その写真を見て、私はすごくいいと思った。ちょっと加工しただけで写真ってこんなに印象が変わるんだ?! 映画っぽいと思うのと同時にロックだ、とも思ったんだ。なんかHEATWAVEのジャケットみたいな写真だ。こういうのなら土手もいいかも…。

というか、そもそもこういう作業を進める時は、本来ならカメラマン、そしてデザイナーの他に、アートディレクターがいるのが筋なのだろうが、そこまでスタッフをお願いする予算はない。そこでまずユキさんの提案でfbのメッセンジャーにスレッドを作り、デザイナーの高橋さんとユキさんで直接コンタクトを取ってもらった。そこからはもう話がすごく早かった。

そしてユキさんは今度はでっかい一眼レフを2台ぶらさげて、再び土手にやってきた。「今日天気の感じがいいから、撮っちゃう。野崎さんは忙しかったら、いなくても大丈夫だよ」とまで言う。かっこええ。なんつー行動力。早いんだ、ユキさんは。いやいや、わざわざ土手まで来てくれるのに、コロナ禍でお茶も出せない状況とはいえ、それは失礼でしょ、と私も土手に向かった。ユキさんは長靴まで履いて、完全装備でフェスに撮影に行くみたいにかっこいい。(ちなみに長靴は自分の見つからなかったんだかなんだかで、旦那さまの大谷さんのものだという・爆)このまま荒川土手の藪の中ででも撮影もできそうだ。すごいな!

そしてその日の夜に届いた写真は…  明日に続く。

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