「バンドにエイド」常連さんから直接振り込みますよー、というありがたい申し出



皆さん、本当にありがとうございます。なんとかクラウドファンディングは達成率60%まできました。ゴールも近い。頑張って100%を達成させ、ミュージシャンにお金を送金したい。もし運良く予定以上にお金が集まったら、上乗せして彼らに送金する予定です。あと4週間くらいですが、とにかく最後まで頑張ります。

さて今日は実はこれから成田空港。病気してた時期もあるのでなんと2年4ヶ月ぶりの海外での仕事ですが、そもそも行く先の国に無事に入国できるのか、めっちゃ心配な状況です。まぁ、なんとかなるでしょう。クライアント仕事なので仕方がない。とにかくベストを尽くすのみ。本当にたまにはちゃんと仕事しないとTHE MUSIC PLANTも事業の維持ができないので、これはこれで頑張ります。入国管理でなめられないよう、高野秀行ファンをアピール。おろしたてのこのTシャツを着ていくことにしました。がんばれ、自分!!

さて、先日とあるうちの常連のお客様から「野崎さん、CAMPFIREさんの手数料安くないだろうから、直接振り込みましょうか?」というありがたいお申し出をいただきました。

本当にありがとうございます。たしかにクラウドファンディングの手数料は高い。少ないところで10%とかいうところもあるようですが、CAMPFIREの場合17%とられるんです。確かにこれはプロジェクトにとっては、小さなパーセンテージではありません。

*でもどうやらうちのプロジェクトはコロナ禍の特別な案件に認定されたようで、最初の50万まで手数料が無料ということになるらしい。詳しくはまた報告します。素晴らしい、CAMPFIRE!

でも、特に一人で事業を回していると、そういう経験がある人はわかっていただけると思うのですが、本当に小さな小さな事務作業が日々積もり積もって毎日の業務に重く重くのしかかってくるんです。例えばめっちゃ少人数ながらも今でもクレジットカードを使わないお客様(最近、CDの通販はクレカPAYPAL以外の振り込みはなくしました)のために別にファイルを準備しないといけない、郵便局に行かないといけない、申込フォームを別途準備しないといけない等々。そういったことがとにかく重い。重くのしかかる。なので、少人数制事業の場合、すべてをなるべくシンプルに合理化するということは非常に重要でして、確かに17%が免除されれば嬉しいけれど、それによって煩雑化する業務というのはなるべく避けたい。

まぁ、ざっくり説明しますと、直接お客様に振り込まれるとそれだけ経理上の処理がバラバラになって複雑になっちゃうし(プロジェクト用の通帳でも作れば、また別なのかもしれないけど、それはそれですごい手間がかかる)、CAMPFIREでは最後CDを申し込まれた方の名前をリストでもらえるのでそれを自動的に宛名ラベルにしようとすると、こういったお客様はそこからも外れてくる等々、とにかく日々の業務に「イレギュラー」が増えてしまう。こういう「イレギュラー」を作りたくないんですよね。また最近、歳をとって、とみにデスク作業のアキュレート率が低くなってきたのを自覚している自分のためにも、なるべくシンプルにしないと、大きな間違いのもとになります。

そして1秒でも時間を節約し、自分にしかできない作業に使っていくようにしないとこのオフィスは回せない。自分にしかできない作業。それはこの「バンドにエイド」においては企画力、そしてそれをプロモーションする能力です。ここを見極めないとどんな事業も難しい。私がプロモーションしないと誰もプロモーションしてくれない。頑張らないと。だからこの時間が1秒でも惜しいんですよね。

しかもこのプロジェクトで私が手にするお金は、前にもご説明したとおりミュージシャンへの送金額と同じ1トラック分(私が持っている「Live in Japan」のトラック分)にしかならないので、自分の生活のために、他のプロジェクトもたくさん回さないといけません。今も平常時より少ないとはいえだいたい4、5本の具体的に進んだ来日公演の企画やその他の企画をを走らせています。まぁ、これらの企画も実現するのか分かりませんが。とにかくそんなふうに合理化しないと、私も生活していけなくなっちゃう。

他にも理由をあげればきりがないですが、ここは17%を事務作業費ということで、アウトソーシングをお願いしちゃった方がシンプルでたくさんのお客様の案件を一度に処理する作業にはたけていると判断したわけです。例えば広告代理店なんかもそうですよね。予算はクライアントじゃなくて、一括して代理店が預かってたりする。クライアントは一方で代理店への請求書一発で済むわけで…  中間搾取と言われればそれまでですが、それによる業務の煩雑化からクライアントは解放されるわけです。

まぁ、こういう考え方も是々非々ありまして、小さな事業をかかえている社長さんたちの中には、小さなゴキブリ叩きに夢中になっている人もいます。業務が煩雑になっても1円でも安く!と。まぁ、でもこういうのも事業主の考え方次第。普段、私は小さいことはなるべくおおらかに考えようと日々努力しています。

たとえばCDを熱心に販売していた時代。少なくとも10%を何もしない卸業者にもっていかれるのは、いつも私にフラストレーションを与えました。本当に頭に来ていたのですが、これは、もうしょうがない。経理やってもらってると思ってあきらめる。そしてその分、自分は自分にしかできない作業を進める…と、まぁ、そんな具合でやりすごしてきました。でも例えば、自分のところで少なくない投資をして権利を買っていたり、プロモーションにこんなに時間とお金をかけているのに勝手にAmazonみたいなところが横流しで日本のマーケットに入れちゃう。それでもちゃんと入れてくれればいいんだけど、在庫も持ってないし、本当に入るのかわからない状態で1000円くらいでCDを入れられた日には本当に頭にくるわけです。Amazonだけじゃなく、他の輸入業者が小売店に入れちゃうとか、いろいろあります。そしてそういうアーティストに責任ないやつは、売れなくなると無責任に撤退していく…   あぁ、このこと書き出すとキリがないのでやめますが、でもこういったゴキブリたちに足を取られ、そちらをたたくことに夢中になっている事業主もいる。そりゃあ、そういう悪者(?)はこらしめて、世の中を変えていく作業も必要。だけど自分にはどうにもならないこともたくさんある。

いや、実際、ほんと腹立つこともありますよ。コンサートだってね、なんでライブハウスとか●●%持っていくんだーーーっとかね。会場費がバカ高いとか。おまえら音楽の仕事してないよ、不動産屋かよーーっってね。でもそこで戦う時間よりも、自分のやりたいことを実行させる時間の方が大事。そしてライブハウスならライブハウスにしかできないことを彼らをおだてて…もとい励ましながらやってもらう、ということに力を注いでいかないと。(もちろん中には気概のあるライブハウスさんもいらっしゃいます。誤解なきよう)もちろんあまりにも深刻な問題であれば、音楽業界の後輩たちのため、頑張って社会運動にして自分が旗を振りたいとも思いますが…   まぁ、バランスですよね。

日々こういうのは葛藤でして、自営業歴25年になろうとする私もまだまだ悩みの連続。難しいです。

でもCAMPFIREさんについては、いろいろ納得しています。というか、すごく感謝しています。そのこともネタにまたブログを書きたいと思いますが、そういうことです。でも「直接振り込みましょうか」と連絡くださった常連のお客様のメッセージには本当に涙が出ました。ううううう…。うれしすぎる。本当にこういう方は、ビジネスセンスがあって、加えてうちのことを思いやってくれているのだ、というのが感じられます。確かにサポートする側も17%持ってかれると思ったら、ちょっと??ですよね。

でもほんと、実はものすごく基本的な問い合わせなどすごく多いんです。「クレジットカードが認証されません」「申し込んだのに返信がありません」「支払い方法はこれはないんですか」等々。超ベーシックな質問もCAMPFIREさんが受けてくれるから、こちらは安心してプロモーションに力をそそげる。

ほんとに、ウチもわからない。本当に余裕がなくなってくれば、THE MUSIC PLANTも1%でも惜しいから小さいことにこだわるスタイルになっていくかもしれない。今はたんに「やせ我慢」しているだけなのかもしれない。

まぁ、でもいいんです。そんな風に、とにかく私はこういうミュージシャンのファンの方の代理人として、このプロジェクトに当たっているのだなという責任を、さらに強く強く噛み締めたのでした。17%を惜しむなら、それをカバーできるくらい資金を集めることにコミットしていこう、と。

そして、何度か書いてますが、すみません、プロジェクト主といえどもプロジェクトが終了するまで発送先のお名前とか住所などの情報を見ることができないので、常連のお客様、リアルな友人の皆様、すでにサポートいただいたのにお礼を言えていない人が多いですが、どうぞこのプロジェクトが終わるまでは、ひたすら進めることの方に集中させてください。お礼が遅れますが、すみません。

PS

あと結構「申し込んだのにメールが届かない」等、システムに関する問い合わせもいただいています。そういう問い合わせに一つ一つ答えていては、時間がいくらあっても足りない…  なのでやっぱりこういうプラットフォームは必要ですね。餅は餅屋ですね(笑)。