なーーーんと、巣鴨のレソノサウンドさんにて、ニッケルハルパを体験してきました。
実は私は面倒くさがり屋の完璧主義。人より上手くできないものには手を出さない主義なのですが(笑)、先日ケルト市にやってきたユキさんがニッケルハルパを弾いてみたいというので、実はあまり乗り気ではなかったのだけど、ユキさんに付き合って自分も体験することにしてみました。
ヴェーセンと仕事して15年。ニッケルハルパには一度もさわったことがないというのが私の自慢です(笑)。楽屋と空気が違うとチューニングが狂うからと、ウーロフがステージ上に出しっぱにしたニッケルハルパを触ろうとするお客さんを追い払うシェパードの仕事はよくやる私ですが、自分では楽器に一切触れたことがありません。それがある意味、かっこいいと思っていました… 今までは。
が、とにかくトライすることになったのです。
まずはお部屋と楽器を予約し、ユキさんと巣鴨の駅で待ち合わせし練習場所であるレソノサウンドさんに向かいます。受付で今日の代金、お部屋代1時間分と二台のニッケルハルパの代金を払ってひとり1,200円だったかな。とにかく安いのがいい。気楽にトライすることができる。
なお希望の方には講師の先生をつけてもらうことも可能だそうですが、まぁ、そこまでは必要ないかないというわけで、我々は自分たちだけで楽器にとにかく触れてみるという方針でいくことにしました。早速おっかなびっくりニッケルハルパを持ってみる。一応基本的な持ち方などはスタッフの方が教えてくれます。初めて持ってみたニッケルハルパ。思ったより重い…かな? まぁ、これだけキーがついてますからねぇ。
そしてヴェーセンの曲でもっとも簡単だと自分には思われた「ジョセフィーンのワルツ」にトライ。最初の音の位置をスタッフの方に教えてもらい、あとはなんとか1時間で、最初の16小説くらいの音符の位置をさぐりあてることはできたように思いましたが、まぁ、流暢に演奏するにはあと1年くらいかかりそう。こんな姿、とてもじゃないけどウチのミュージシャン連中には絶対に見せられない。見せたら、もう二度と言うこと聞いてもらえなくなりそう。
ユキさんはさすがでまずは音階を確認。そして「カエルの歌」にチャレンジ。最後はヘヴィメタ風のオーナメンテーションを入れることも忘れてはいません。なんかライティングも入れたら、クラブチッタですぐライブできそうだわ。すごいわ、ユキさん。
しかしニッケルハルパを持った私たち。ここでは東京ドームで撮影に入るロック・フォトグラファーの畔柳ユキだろうが、ヴェーセン10回日本に呼んでる野崎だろうが、そんなことはまったく関係ありません。とにかく自分が持てるすべての運動能力、音楽能力を駆使し、それこそすべてをかけて新しい楽器に取りくみます。うーん、この感じ、スウェーデンをしゃべろうと大汗かいている時みたいだ。