Norway Jazz Forum in Tokyoに参加してきました。

引きこもりが続くコロナ禍の東京ですが、私も久しぶりに外出する用事ができたと思ったら、もう一件。同じ日にこんなイベントがあったのです。というわけで、早稲田大学のあと広尾に飛び、ノルウェー大使館へ。

モデレーターの八島敦子さんのご案内のもと「ノルウェージャズのいま」というタイトルで、ノルウェーのジャズの素晴らしさ、そして現状、過去のアーカイヴ映像などが各担当者から紹介され、このコロナ禍の状況の中での取り組みや試みなどを知ることができました。

こちらのノルウェージャズを紹介した資料などもいただき感激。このムンクのトートかわいい!!


ソーシャルディスタンスということで参加者は20名ほどでしたし、ワインを傾けることもなく、終わってからも「じゃ広尾で一杯」ということもなく、通常の状況での開催は無理だったわけですが、でもこうやって集まって、業界内のみんなで気持ちや情報をシェアすることは大事だと思いましたね。久しぶりに関係者のみなさんに会えて嬉しかったり、それこそこの状況で仕事を変えて新しい道へ行かれる方やジャーナリストの方、新たにイベントに取り組まれている方とお会いして、いろいろ勇気をもらいました。

八島さんもおっしゃってたけど、なぜか他の国のプロモーターやフェスティバルのプロデューサーとはノルウェーで知りあうことが多い(笑)。ノルウェーって自国の素晴らしい文化を発信するだけではなく、そういう「情報のハブ」を担っている。そこがすごい。私もノルウェーの予算で招待されて行ったノルウェーのフォークフェスティバルで見たハンガリーのアーティストやポーランドのアーティストを日本に連れてきたりしている(笑)。つまり彼らにとってはおそらく「情報の発信基地」になることが重要で、自国にどのくらいビジネスを生んだかとかそういう狭い視野で物事を考えていないわけです。私も正直なかなかノルウェー自体の音楽を紹介することができていないのだけど(アンビョルグ・リーエンが来てくれたらなぁ!! オファーはしているんですけどね)、これは日頃お世話いただいている部分をフォローすべく今後何かしなくちゃなといつも思っているところなのです。そしてそういうことが積み重なって大きなプロジェクトが動いたりする。

日本の琴(八木美知依さん)とノルウェーのピアノ奏者(ブッケ・ヴェッセルトフトさん)による素晴らしい共演もあり、いやー 生の演奏と異文化間の交流ってすごい重要だなと改めて。

そして2部ではジャーナリストのマイク・ラパポートさん、久しぶりに拝見。その後、韓国、インドネシアのプロモーターさんの話もすごく興味深かったです。


ちなみにこのイベント、ON LINEでも見ることができたようで、かつ現在はVIMEOのここ(下記リンク)で見ることができます。興味がある方はぜひ!

八島さん、ノルウェー大使館のみなさん、本当にありがとうございました。とても刺激的なイベントでした。

2020 Norway Jazz Forum in Tokyo from NorwayinJapan on Vimeo.