映画『マーメイド・イン・パリ』を見ました。これはかなり素敵!

 


いやー 素敵でした。なんだろう、こういう細部までビジュアルがかっちり作り込まれた映画ってのが最近の主流なんでしょうかね。「Little Women」もそうだったし「シェイプ・オブ・ウォーター」とかもそうだったけど、映画って、本当にまず監督の持つ世界観だよね。それがどのくらい徹底的に表現されているかってことなのかもしれない、と今さらながら。いやー すごいわ、『マーメイド・イン・パリ』オンライン試写で拝見しました。ありがとうございます。

そう、ちょっと『シェイプ・オブ・ウォーター』にテイストが似ているかも。

恋心をすっかり失ったものの親が運営するキャバレーで、エンタティナーとしてステージを日々こなす男性。ある日偶然にも怪我をおった人魚と出会う。二人の間に、そしてあわい恋心がめばええいくのだが、別れの時期は近いて…

人魚は、その歌を聞いたものに死をもたらすのだという。心臓麻痺のような症状で、次々と人魚に接触した男たちが命をなくす。人魚が運びこまれた病院で、偶然彼女の歌を聞いた医者が命を落としたことがきっかけで、その妻であるやはり医者の女性が、人魚と消えた謎の男を探しはじめる。男が病院に偶然忘れたキャバレーの夢が詰まった「飛び出す絵本(笑)」を頼りに。

ストーリーがいいし、主演の二人もすごくいい。人魚役の女の子もとても綺麗でミステリアス。心を閉ざした男性と隣に住む引退したエンターティナーさんも魅力的。なぜかトゥクトゥクで街の中を走り回るのであった。そんなコミカルなシーンや水の中の幻想的なシーンなど、印象的な場面がとても多い。これはヒットするんじゃないかな。

最後は手放しのハッピーエンドではないものの希望が持てる素敵なエンディングになっており、見応えもバッチリ。人魚の涙。これはやっぱり価値があるものだったのです…みたいな(笑)

ぜひぜひご覧ください。公開は来年2月11日公開なので、まだちょっと先です。(特設サイトのURLなどわかったら、またこちらに追記していきます)