こっちはまだ見れます。グラフトンストリートのバスキング、ドキュメンタリー



ナタリー・マーチャントの配信は24時間くらいで削除されちゃったみたいですね、見れなかった方、すみません。

こちらはまだ22日間ほど見れるみたい。ダブリンの年末名物となったグラフトンストリートのバスキングを紹介したドキュメンタリー。このバスキング(路上演奏)には、なんとU2のボノも参加したことがあるんですよ。

このバスキングが始まったきっかけは、年末にグラフトン・ストリートを歩いてたグレン・ハンザードにチャリティのため路上で歌っていたクワイヤの子供たちが「グレン、一緒に歌おうよ」と声をかけ、グレンはその時は参加しなかったものの、家に一旦戻ってからギターを持ってその場に戻りストリートで歌うことを始めたのだそうです。その後、仲良しのムンディ(シャロン・シャノンの「ゴールウェイ・ガール」を歌ってる彼ですね)、当然のようにリアム・オメンリィ(ホットハウス・フラワーズ)なども加わり、年末の恒例行事に。他にもリサ・ハニガンやシネイド・オコナー、ホジエや、話題の新人デイヴィッド・キーナンが参加した年もあったようです。素晴らしいですね。で、ほんとにグレンの毛糸の帽子を観客に回して現金を集め、ホームレスをなくそうというチャリティに寄付してる。そうそう、番組ではメアリー・ブラックの長女のローシンがインタビューでもたくさん登場し気の利いたコメントを残してます。偉いぞ、ローシン! 

今年はパンデミックでストリートで演奏するのはリスクなので、この番組が作られ、なんとシングルが作られた模様。そのシングルはフィル・ライノットの「Old Town」のトラックにみんなの声を重ねたもの。This boy's crackin' up.....本当に最高のクリスマス・プレゼント! この曲はこのドキュメンタリー番組の最後に流れますので必見です。そして最後の最後はなんとあの御大も登場して、みんなに声をあわせます(笑) ちょっとびっくり。収益は全てこちらへ寄付。ダブリンがある限り、ホームレスは存在しません。No One Should be Homeless when Dublin is their home.  

番組は下記のリンクからどうぞ。

それにしても、この感じ。この感じがダブリンなんですよね。とっても素敵だ。