というわけで1月ですが、天邪鬼なわたしにとっては特にめでたくもない。「おめでとうございます」というのは、あまり自分からは言わない。言うとしたら「今年もよろしくお願いいたします」だな。
「この先、力」というCDジャケットでクラウドファンディングをやったのが、もう何年も前の話のよう。一緒に作ったカレンダーを自分の部屋にもかざる。1月はマーティン・ヘイズだ。本当は今月はマーティンを来日させるつもりだった。しかしその企画は、発表前に流れちゃった。現在あれこれ調整中ではあるのだけど、果たしてどうなることやら。
今や企画してもその企画は実行できるのか、わからない。でも予定は次々と入ってくるし、自分でもやりたいからあれこれ作る。それらはもう発表できないで一生埋もれてしまう企画になるかもしれないのに、なぜだか働くことはやめないんだよね… なんでだろ。それについてはまったく自分でも疑問に思っていなかったんだけど、先日友人と話していて彼女に指摘されて気がついた。なんで私はやれる確約のない企画を企画しているんだろう(笑)
なぜあきらめないんだろう。確かにこの仕事はよしやろう、と決めてから仕込みに時間がかかるから? 復活してから会場を押さえていては間に合わないから、とにかくいつでも再スタートできるように、ということなのか?
先日もとある場所に行き、新しい場所にいくと、あれこれ新規企画を思い浮かべる自分を押さえられないでいる。不思議だよね。ま、ずっとこうやって30年くらい仕事生活してきたんだから、しょうがないか。
自分でもよくわからないけど、まぁ、暇でぼーっっとするタイプじゃないってことかな。とにかく幸せだ。掃除をして部屋がきれいになり幸せだ。そして今は、早く経理を終わらせよう。
とはいえ、いつまでこの戦いの場に身をおいていくのか。いっそのんびり田舎にこもって地味な暮らしして編み物に集中できたら、そっちの方が幸せなんじゃないかなと思ったりもする。好きなことはもう十分やってきたからなぁ。でも若いウチのミュージシャンたちのことを思うと、やっぱりやめられない。やめるなら、彼らをなんとかしてから誰かに預けて、そして引退したいと思う。
ってなわけで、先がどのくらい長いのかまったくわからないけれど、この先、パワー(笑)! 皆さんにもbest of luck! 良い1年を。