キュリー夫人


世間は今日くらいまでお正月休みなんでしょうか。

私も最近、夕飯ごにはもう仕事をしないというのを徹底し、編み物をしながら映画をみる…という習慣がやっと定着して、とあるきっかけからU-NEXTを契約し(Net Flixは一度契約したものの、あっという間に解約してしまった)、昔見た映画も再度見たら新たに思いがけない感想を持ったり、古くて見てなかった映画とかが結構あるので、それをいくつか紹介していきたいと思います。

ふっるーいこの映画を見た。ポーランドが生んだ偉大な科学者、マリ・キュリーの映画。彼女のウィキペディア(日本語)はこちら。

昔の映画は美談&美談で占められているけど、まあ、ほんとにすごい苦労をしてラジウムを発見したのね。もっとも放射能がガンの原因になったり原子力発電の元になったり、一方でガンの放射線治療などに役にたったりとしたわけだけど、Wikiに載っているだけでも彼女の経歴をみると本当にすごいわぁ。すごく貧しくて奨学金をもらったけど、それでも返還義務のない奨学金を払い戻したり、本当に熱意の人だったみたい。

なんでオリジナルのポーランドの名前「マリア・スクウォドフスカ」はなく「キュリー夫人」なのかとも思うけど、実際史実に基づいたこの旦那さんの努力がなければ彼女の成功もありえなかったということを確認するにつけ「キュリー夫人」で良いのかもしれない…とも思う。

 

しかし故郷のポーランドは大好きだけどパリで活躍…って流れが、まるでショパンみたい。保守的なポーランドでは女性の科学者は職を得られなかった。その点、パリってすごいわ…。ソルボンヌってすごいわ…。そして彼女は物理学賞と科学賞と二つのノーベル賞を受賞したすごい科学者になった。

一方で、古い映画みたいに絶賛絶賛ということではなく、新しく作られた映画では、美談オンリーではなく、Wikiにも載ってた不倫疑惑の話も入ってきているようだ。こうなるとがぜん面白みは増す。見たいなー。こちらは予告編。

 

最近ではフェミニズム的なアングルも手伝って、このマリ・キュリーにまた熱い視線がそそがれているようです。まぁ、この時代の女性はみんなすごい努力家だからなぁ。

そして、こちらの作品にも期待。

ポーランドの音楽をこれからもプロモーションしていくのであれば、このへんも勉強しておかないとなぁ…と思ったわけです。

でもほんと私の仕事では、新しいジャンルの音楽を手がけると、それにともなう「お勉強期間」というのがあって、実はこの「お勉強」が楽しかったりするんです。一応その国のバックグラウンドとかよく知っておかないといけないから。それにしても世界は広いね。いろんな人がいて、どの人の話も本当に面白い。本も何か読んでみようかな。次女が書いたものもあるようで、興味津々。