昔の映画を見ています:メリル・ストリープ 続いてます


あいかわらず夕飯のあとは仕事をしないで映画をみるという習慣が根付いています。いいね!しかし一方では昨年末から準備してきた企画が緊急事態宣言のおかげで違う方向に向かったりと、あれこれバタバタなのだが…。

 『ソフィーの選択』いやーーーーー すごい映画だった。初めて見た。っていうか、見ておかなくちゃいけない映画だった。ポーランドだし!!! まず驚愕なのはメリルのポーランドなまりの英語。ポーランド人の女性の友人と同じだ、まったく同じだ。すごすぎる!! そして映画自体もうごすぎた。なんかもう辛い映画だったけど、ものすごくパワフルな作品だ。友人の旦那が「トラウマ映画」と呼んだのもわかる。これは辛い。が、見なくてはいけない作品。私はすごく好きでした。 

 それにしても辛い。生き延びたものも辛いし、恵まれたような環境にいたものも辛い。でも「愛」や「友情」がなかったら本当生きてる意味がないのかも…と思ったり。作家の若い彼がソフィーを救えなかったのかなとも思ったり。そこに人生があり、そこに希望がある…と思えたり。


そして、あのポーリッシュ・アクセントの影にはワイダ監督の影響も!!



同じく友達の推薦で『ディア・ハンター』これって、Dear Hunterだと思ってたよ。鹿のDeerだったのね。デ・ニーロとメリル・ストリープがやっぱりものすごく良い。そしてものすごくパワフルな映画。悲劇だ、これは… 戦争がもたらした悲劇は、ずっしりとずっしりと重かった。

でもこういう映画を見ないとだめだね。78年の映画。アメリカはベトナム戦争をやって、それを反省してこういう気持ちもあって、こういう映画を作ったのだとは思う。でもいつまでたっても戦争は終わらない。なーーんにも変わらないね。人類は本当に学ばない。それでも、こういう映画は見なくちゃいけない。そして今の自分のことを振り返ってみたいと思う。