洋楽プロモーターの窮状


上の写真は今年の冬、編んだ中で一番気に入っているセーター。腕が短いので作業をするときに邪魔にならないのがいい。

さて数日前に話題になったネット上の記事。「洋楽プロモーターの窮状」。いやー まったくごもっとも。うちも海外アーティストによる来日公演が全くできないので困ったもんだと思っているところです。

それでもウチみたいなところは低空飛行だから、わたし一人が生活できれば、なんとかなる。月々のランニングコストもたいしたことはありません。それが従業員を抱え、巨大事務所も構え、大きなフェスティバルを運営している会社の社長さんとなれば、状況は本当に深刻。

そして記事にあるとおり、本当にあれこれ出てきた援助の予算が「クールジャパン」を基本にしたJ-LOD(by 経産省)や、動画ベースなのは、まぁ非常時の対策としてはしょうがないとして、1年たっても状況に変化なし。洋楽プロモーターへのサポート体制が出来てないっていうのは本当にやばいなぁと思うわけです。まずは来日の渡航費用、例えば飛行機代。そこにサポートが出ないとか、各サポートの申請マニュアル読んでるだけでも、「あ、うちはダメ」とかになっちゃう。

そもそも外国人の渡航が許されてない。でもプロフェッショナルで興行ビザ取ってくるミュージシャンと観光客が同じってどういうこと??



この清水社長の言うことはごもっともで、うちみたいな小規模な来日でも、プロフェッショナルにライブを制作しているところであれば興行ビザはしっかり取っているわけだし、つまりはイコール「来日中、彼らの行動には、わたしたちプロモーターが責任をちゃんと持ちます」ということの証明でもあるわけです。

なので、ビザをおろせるように早く対応してほしいし、おろしたからには、条件をそろえた上での二週間の検疫タイムを免除してほしい等々、とにかく国内のアーティスト同様の条件(キャパが半分だったり、サイン会はしない等々)に立てるまで、スタートラインにたたせてほしい、ってことなんだよね。で、そこさえなんとか許してもらえれば、あとは自分たちの責任で続けますから、ということなんだよね。

もちろんそれだって苦しいことに代わりはないけれど、そこがまずは前提であり、とにかくまずはスタートにとにかく立たせてくれ、って…そういうわけです。

というわけで、クリエイティブマンの清水社長、すばらしい。ぜひぜひ洋楽好きな皆さんには、これからも洋楽のコンサートを応援してほしいと思うわけです。事態が好転するように、わたしも何かできないか思案中。

PS こちらはフォロワーの方が教えてくれたツイート。国会で話題になったようで。やっぱりロビイング大事。