映画『ココ・シャネル 時代と闘った女』を見ました。


ココ・シャネルのドキュメンタリー映画。オンライン試写で拝見しました。ありがとうございます。

シャネルねぇ…今年没後50年。NO.5が生まれてから100周年なんだそうだ。どんな素敵な女性かしらと思ってみたら、前情報がなかったこともあって「いやーーー すごいな」というのが率直な感想。世界的企業家としては、初の女性という立ち位置になるようだけど、確かにめちゃくちゃ強い女だ。初期には女性だということを十二分に利用してのしあがり、権力に近づき、ナチスはナチス、エドワード8世は8世で利用するだけ利用し、自分のメゾンを死守し…とにかく超・したたかな、すごい強い女だ。年老いてからもケバケバしい格好&化粧で過激な発言。とにかく言いたいことばっかり言っているような気がする。それは彼女の鎧のような気もしてきた。ていうか、鎧だな。正直その彼女の内側はどうなんだろうというところまでには思考がいかなかったが、とにかく圧倒的だった。正直、こんなんでは、幸せな人生ではなかっただろうなと想像する。

でもこのドキュメンタリーを見る今のふつーの女性たちなんかに同情されたくないよね。彼女のファッション界での成功は確かなものだ。デザインだけではなくビジネスウーマンとして世界的な成功を手にいれた。そして71年、87歳でその生涯を閉じた。

なんかこの時代の女性は、とにかく極端だ。もっともこうでもしなかったら生き残っていけなかったのだろうし歴史に名前を残すのは不可能だった。それは想像できる。

7月、ル・シネマで公開。でもまだ日本語のトレイラーができていないみたい。こちらをどうぞ。フランス語なので、なんて言ってるんだかがわかりませんが(笑)、映画の雰囲気だけでも伝わるかな、ということで貼っておきます。1時間くらいで終わる短めのドキュメンタリーだ。