TOKYO SCREENING VOL.3 終了 ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。




昨晩のザッハトルテ。

いやーーー 終わった。とりあえず3本、TOKYO SCREENINGが終わりました。これからもやっていくのか? それは分かりません。実際のところ3本それぞれが緊急事態宣言下、まんぼう下、そして再び緊急事態宣言下での上映となってしまい、集客は厳しかった。特に3回目はスケジュールしてた情報公開の日程までもが発出下。加えて急に会場が変更になったり…  急遽場所を提供してくれた南青山マンダラさんには本当にお世話になりました。 でも、とにかく私としては、使命感?なのかなんなのか、とにかくやり遂げなくちゃと思ったのでした。無理に動員をはかることも考えたけど、それはそれでなんか主旨と違うしね。そんな中でも、ご来場くださったお客様には、本当に感謝です。本当に本当にありがとうございました。

マティアスとクレメンス、ほんと頑張ってくれました。でも日本通をきどるクレメンスが、日本茶に「レモン汁(笑)」をいれちゃうところが爆笑だったけど。面白いよなあ、この二人。空輸したザッハは記憶していたより甘くなく、でも食べてると変な汗が出てくる(笑)。アプリコットジャムが結構主張しているなと思いました。

まぁ、このシリーズ。単なる上映会だというのにチケットも高く設定しているし、東京の場合、会場が一番経済的負荷がかかる部分なので仕方ないんだけど、それをなんとかCD付き、フード付き、ザッハトルテ付きとしてみたものの、本当に難しかったのは事実。でもちゃんとミュージシャンにギャラを払えたり、この件で打ち合わせと称して連絡を取って、あれこれ出来ることで、彼ら彼女らと私の人間関係がつながった。私としてはとても良かったです。

なんというか、もうイベントやるたびに思うんですが、いわゆる「現場筋肉」というのが落ちまくっている。ただでさえ年齢的なことや体調もあって、あと5年はそれでも続けようかと思ったり早めに引退しようかと思ったり、心は揺れます。でも現場に行くとミュージシャンや自分より若いスタッフが大変な思いをしている。となると、自分の仕事は新しい仕事を作り、なんとかこの小さなTHE MUSIC PLANT村を活性化していかないといけない。

この仕事をしている人たちと久しぶりに話をするとみんな自分のパワーが落ちていることを自覚しているというのがほとんどです。いや、全部です。全員です。ほんと私も昔は海外出張行って、帰ってきて翌日ツアーとか、しょっちゅうだったのに、今じゃ絶対にそういうの無理(笑)ぜーーーったいに無理。

こうやって音楽って死んじゃうのかなとも思います。いや、音楽は残る。ずっと残る。でも今、都会に住む私たちを取り巻く音楽の多くは「音楽業界」という商業ベースだからこそ生き残っているという部分も大きい。その商業ベースの音楽業界がこれだけ疲弊しては…  

私もこのパンデミックが始まってから、自分は気楽な独り者だし、2年くらいはなんとかなるだろと気楽に思っていたのだけれど、そんな「期限」だって刻々と迫ってくる。いつまでもぼんやりせずに、正直、老後、どうするか考えなくてはいけない。うーん。

とはいえ、次のプロジェクトがあれこれ決まってきています。今朝の直子さんのブログ。直子さんもがんばっている。出口は近い?! 仲間が頑張っているのを見たり、話を聴いたりすると自分も出来る限り続けていかなくちゃ、とは思います。そう言う意味でもTOKYO SCREENINGはとても勉強になりました。これぞまた別の意味での「SCREENING」かもしれません。ふむ。


3回終わったー