映画「PITY ある不幸な男」をみました。ほおおおおおおおーな世界観

 


この印象的な画像とキャッチコピーで、「おお、イエス! サイコ・サスペンス大好き!」と喜びいさんでオンライン試写に申し込み一足先に拝見させていただきました。ギリシャ・ポーランド合作映画「PITY  ある不幸な男」。ありがとうございました。

このポスター・ビジュアルもめっちゃ良いよね。

ちなみに映画の舞台はギリシャ。うーん、この月末出張が予定されているギリシャなんだけど、そんな空気をちょっと味わいたかった。ビーチが出てきて、私が行く予定のギリシャのとある都市にちょっと似ている!?? 天気がいいけど、どーーーーんと暗いというか、暑いのに寒いというか。

それはさておき。サイコ・スリラーというけれど、なんか可笑しい。なんというか、簡単に言っちゃえばカウリスマキの空気です、これ。なんというか、ダークで悲しい、でも妙なユーモアがある。セリフは圧倒的に少なめ。音楽ほとんど無しなんだけど、あると大袈裟な第九でも始まっちゃいそうなコーラスとオケのパワフルなやつがドヒャーンと流れる。かと思うと、ハードロックっぽいのが突然流れたり。そこに、ちょっとしたナレーションや主人公の心の声(?)も挿入されていく。不思議だ!

が、この俳優さん、最高。この役にはぴったりだと言えよう。女優陣も綺麗な人が多く、かなり良い感じ。そしてワンコ!!! ワンコが最高にいい味を出している。最後のオチは、なんとも…という感じだけど、ここしかやっぱり落としどころがないかな…。

いやはや、手に汗握る99分でした。こういうの大好きな人はハマると思います。

10月8日より都内ではヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて、全国ロードショー開始。

ところでこの映画の配給している配給会社さんのホームページが面白いので、ぜひのぞいてみてください。他にも「人肉村」とか「食人雪男」とか配給してらっしゃる。

最近試写もオンラインが多く、ついついご案内いただいてもさぼりがち…  でも映画ってやっぱりいいなぁ。