かっこいい輝&輝(KIKI)を応援する!

今年は長く時間をかけて企画していた来日公演がすべてブッ飛び、リアル公演は5月の北とぴあ公演だけで終わるわけなのですが、あの時、出演してくれた輝&輝(KIKI)の最新情報をまとめてお伝えします。

昨日から佳泉ちゃんがNoteをはじめました。自分の指の不調と向き合う、その向き合い方がとても佳泉ちゃんらしい。こういうカッコ良さ、自分のカッコ悪さをさらけだす勇気も含めたカッコ良さを本当に素晴らしいと思う。

私がKIKIが好きなのはカッコいいから。それが音に出てるよね。よくポップスのカバーもやっているけれど、私は彼女たちの硬派な伝統曲のすきっとした演奏が大好き。三味線のことはよく分からないけど、なんかカッコいいんだよね。

しかし、今思えば、私も具合悪かった時とか、もっと記録を取っておけばよかった。書いておけばよかった。

なんで書けなかったかな。実はアカウント取って、別の名前で別ブログを書いてみようとも思ったりしたのだけれど…

考えてみれば自分では大丈夫なつもりでいたけど、ちょっと鬱状態だったのかも。とにかくTO DOリストを日々こなしているうちは良かったのだけど、時間ができたとたん、なにもできなくなった。

本が読める!と浮き足立ったが、本も一冊も読めず。友達が貸してくれたDVDすら見る気にならず。見れば楽しめたに違いないのに、だらだらとYou Tubeのくだらない番組を見て、アングリーバードのゲームをしているうちに入院生活はあっという間に終わってしまった。

入院生活の最後の方は友達が差し入れてくれた編み物セットで少しずつ復活してきた。看護師さんたちが「進みましたねー」と褒めてくれるのが嬉しかったんだっけ。そんなことも本当はきちんと書いておきたかったんだけど… すでにどんどん忘れてきてしまっている。

先日も夢の中で、自分の病気のことを人に話しているシーンが出てきたのだが「食べれなくなって体重が53kgから28kgになっちゃったんだよ」と友人に話しつつも「あれ? 38kgだったかな?」と思ったりして…。そうやって、だんだん記憶も薄れてくる。

手術終わって、管のついたバックだらけになって、それをポシェットみたいなのに入れてぶらさげ病院の看護師ステーションの周りをグルグル周りながら歩行練習。そして、このバックが1つでも取れたらさぞ幸せだろうなぁと思った…のは一瞬で、あっという間にバックなしで歩ける喜びも忘れてしまった。別にバックが取れた先に幸せは待っていなかった。

…などなど

目の前のことや未来に夢中な人種ほど、過去のことってすぐ忘れちゃう。だから自分が覚えておくためにもしっかり書いておくことは大事だと思う。未来の自分のために。未来の自分を励ますために。

佳泉ちゃん、ほんと偉いな。私が彼女と同じ歳のころってなにやってただろうと思うと、恥ずかしくって赤面ものだ。いつだっか彼女がどこどこの街にすごい天才少年(少女だったっけか)がいるんですぅー 本当にすごいんですーって熱く語ってたんだけど、その時、この素晴らしい音楽家(佳泉ちゃんのことよ)は、伝統音楽の大きな大きな流れの中にいるんだなぁと思った。点ではない、何百年も続いてる伝統の流れの中にいる。

そういう彼女たちのパワーがまた次の世代に受け継がれていく。

そんなことも含め輝&輝は本当にかっこいい。彼女らみたいな若い子を見ていると元気が出てくる。未来をよくしていかないといけないと普段自分のことしか考えてない私ですら思わず襟を正す。彼女たちから、たくさん学んでいます。

スウェーデンのこのワールドミュージック誌は、皆さんご存知だろうけど、表紙になったよ!! すごい! 早く誌面が読みたいなぁ(スウェーデン語だろうけど)


さてこの秋〜冬は、女性津軽三味線奏者だけのコンサートも企画されてるみたい。

『百花繚乱女性津軽三味線奏者だけのコンサート』に出演!

11月10日(水)名古屋市西文化小劇場

12月16日(木)常陽藝文ホール

12月17日(金)日立システムズホール仙台 交流ホール


がんばれー、輝&輝! 未来は明るい!

何度かここにも書いているけど、このコロナ禍で落ち込みや鬱が激しかったりする人は、頑張っている若い子を応援しましょう。彼らが未来を作ってくれる。そして自分も元気になれるよ。

先日出たDVDも好評発売中!!! こちらで購入いただけます。 



でも不思議なんだけどさ、DUOって、いつも性格が全く違う二人が一緒になるのよね。ウチのマティアスとクレメンスも全然違うから面白すぎるんだけど。

で、お互いにお互いを支え合ってる。そして一つのバンドっていうまったく別の個性を作っていくんだよね。面白いんだよなぁ。