映画『Westwind ジャルーのレガシー』を観ました

 


かっこいいビジュアル! ベン・ストルーニン監督によるアボリジニのレジェンド:ジャルー・グルウィウィとその息子のドキュメンタリー。いやー パワフルな作品でした。

アボリジニの文化すごいよね。そしてオーストラリアの北部準州アーネムランドの6万年もの伝統を受け継ぐジャルー。すごいリーダーでかイダキ(ディジリドゥ)の権威、かつ制作者。彼の属するガルプ族の知識、文化、土地を伝えるためのソングラインを担う賢者なのです。

でもジャルーの息子にはその伝統を守ることが難しくなってきている。ジャルーは世界的なミュージシャン:ゴティエらの力を借りて、なんとか伝統的な歌を現代に伝えようと奮闘していきますが、なかなか難しい。

上映終わりに監督とディジリドゥ奏者のGOMAさんによるトークもあり、とても充実した時間でした。アボリジニの文化にもインターネットが入り込んできている。それと伝統をどう両立していくか。

監督が何度も日本で字幕がついてうれしい、日本で皆さんに見てもらってうれしいと何度も言っていたのが印象的でした。

オーストラリア大使館の文化広報部の方、GOMAさん、後方のスクリーンに監督。今のところ一般公開の予定はないそうですが、何かできるといいですよね…うーん。うちのグリーンランド映画と一緒に「危機言語映画祭」とか「少数民族映画祭」とか…??

でもって、本国ではすでにVol.2の撮影も進みつつあるのだそうです。これは楽しみ。

お土産にチョコレートをいただきました。オーストラリアって2、3回しか行ったことないけど、不思議な国なんだよなぁ。天気のいいイギリス、って感じで(笑)




 

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