『北極点 かけろ!クマ 犬ぞりアタック隊』読みました。かっこよすぎる!!


いや〜、こんな絵本を待っていた。植村人気がすごくって、日大アタック隊のことはまだまだ知りたかったので、即購入。もちろん冒険研究所書店さんが、この本の存在を教えてくれたのでした。

北極点到達は植村さんより数日前に日大アタック隊が実現してるんだよね。

そのニュースを聞いて一人「悔しい」となげく植村さんの映像を植村記念館で観た記憶があり、それはとても印象的だった。(植村さんは単独行なので、それを自分で撮影している自分というのもあって、なんかおかしかった)



なんといってもこの偉業は、このアタックの前にすでに6年もイヌイットとして生活していた大島さんの活躍あってこそ。

犬の輸送でミスり、犬を大量に殺してしまった(これは殺した、と書いて良いだろう。致命的なミスなのだから)ことなどももちろん書かれている。





なんとこの本、南極編もあるみたい。それにしても植村さんみたいな単独行もすごいけど、日大アタック隊もすごいなぁ。しかもこの冒険のやり方だと途中自分はいけないということが決定する人もいるわけで…  

なおこのイラスト型染版画というやり方らしい。独特の味わいがあって、これがまた良い。文章もイラストも関屋敏隆さんという方。当然だけど、文章と絵の一体感が素晴らしい。

2,200円と絵本にしてはちょっと高いけど、これ、子供の頃読んだら、悪い意味で人生に夢を抱いちゃいそうだ。あぁ、やばいなぁ。やっぱり冒険なんだよなぁ。