今度北とぴあで行う「北とぴあ中央ヨーロッパこども映画祭」はヴィシェグラード・グループの四カ国の大使館や文化センターの皆さんの協力を得て作られるイベントです。
まず中央ヨーロッパと言うと、オーストリア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、リヒテンシュタイン、ポーランド、スロバキア、スロベニア、スイスなどが挙げられます。
この中で、ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、スロベニアは「アルプス諸国」とも呼ばれる。まぁ、アルプス山脈に隣接してるということですね。
一方、アルプス山脈より東側が、今回ご紹介するポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの形成するヴィシェグラード・グループ。なんというか、一種の地域協力機構ですね。主に外交や経済対策で協調していこうというわけ。
日本ともいろいろ共同プロジェクトがあるらしく、外務省のホームページにはこんな感じで紹介されている。
もともとこのグループは、91年2月にハンガリーのヴィシェグラードで三カ国の有効と協力を深める目的として結成。その後、チェコとスロバキアが分離されて、この四カ国になったというわけです。なるほど。
しかし… 普段、北欧の国々やアイルランドなどと仕事をしているとわかるんですが、まずは私も数年前からハマっているポーランド。ポーランドって、デカいんですよ。カナダよりもでかい。
今回、ウクライナとかを知って、彼らが思いのほかでかいのにびっくりした方も多いと思います。地球のこのあたり、人口多いんです、ほんと。ちなみにウクライナの人口は4400万人。
ハンガリーの人口=975万人 スロバキアの人口=545万人 チェコの人口=1,070万人 ポーランドの人口=3,795万人
アイルランドも私が関わりを持ち始めた昔は「アイルランドの人口は350万人」って言ってたけど、今、みたら、なんと500万人に届きそうじゃないですか。すごいな、アイルランド!!
そしてポーランド、でかっっっ!! そして四カ国のうち一番小さいスロバキアでもアイルランドより人口が全然多い。
この基本的な国の大きさの感覚を持っていないと、この辺の文化や状況は理解できないと思う。私は日本は人口多すぎだと思うんだけど、人口多いとそうなる傾向あるんだなってことが、この辺の国にも本当に多い。
まぁ、でも難しいことは抜きにして、文化はそれぞれあって、とても面白いです。
ところで、チェコとスロバキアがまだ一つの国だった時代、彼らは独立したわけですが、そこにこのバンドの影があった。昨晩NHKで放送されたんだって。よかったら、ぜひご覧ください。
あとで見る。チェコスロバキアのドキュメンタリー:映像の世紀バタフライエフェクト「ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」 →このあと93年にチェコとスロバキアは別々の国になったのだった。https://t.co/x0kwCIWXQM
— 野崎洋子 (@mplantyoko) May 9, 2022