この週末は旅とテキスタイルさんの主催イベントで、映画「YARN」の上映会@hako galleryの片隅をお借りして毛糸販売をしている。
会場では谷口聡子さんの展示もあって、すごく素敵な空間。
で、この隅っこで、うちの毛糸も売っているのだが…
いやー、「北欧毛糸」なかなか面白いです。これを始めた最初のきっかけは、私が病気になった時、JPPのアルトが送ってくれた毛糸。
JPPは、私がもっとも好きなグループの一つだ。これなんか最高。本当に最高の音楽なのに、ぜーんぜん売れないんだよね。全然売れない。こんなにすごいのに。
ま、でも音楽が売れないことはいいんだ。今日に始まったことじゃないから。ぜーんぜんいいんだ。この音楽を日本に紹介している、ってことだけで最高に名誉なことだから。(といいつつ、CDはここで売ってます。よろしくね❤️)
で、そのJPPやってるアルトが送ってくれたその毛糸は手作りで奥さんが作ったもの。奥さんはミュージシャンでもあり、毛糸職人でもある。そもそも流通させるのが目的じゃないから、地元のマーケットなどでちまちま販売しているだけの地味な毛糸。
それを3カセほどもらった私は「これいいじゃーん」「とにかく少し送ってみて」と、なんだかんだで30個くらい仕入れてみた。フィンランドでは安いものかもしれないが、日本に持ってくるとすごく高い。
しかも手間がかかっていて量産できないから同じものが、ほとんど存在しない。100gのカセなので、100gでしかできないものを作るしかない。あとはデザインで工夫するか…
そもそも毛糸を見て「この毛糸素敵!」と購入する人はマレなのだ。普通はレシピを見て「これ素敵、編んでみたい」→毛糸購入となる。毛糸が気に入っていきなり購入できる人は、相当の編み物上級者でもある。
だからそんなに売れんだろうと思いつつも、まぁ私は自分で北欧関係のイベントもいろいろやっているから、そこでチマチマ売るものがあるというのも悪くないなと思ったのだ。
で、ホームページを立ち上げたはいいけど、プロモーション何もしてないから、全然売れない(爆)。THE MUSIC PLANTの名前がないと、私って、これほどまでに何者でもないんだなと、妙なことを実感したりする。
でも現場に出て、お客さんにキノコで染めた毛糸なんだとかんとか説明すると「うわ〜」みたいな反応があって、すごく嬉しい。
そもそも普段は自分主催のイベントでやっているから、自分は販売だけに集中するわけにはいかない。やることが他にもたくさんあって、販売は他のスタッフに任せるしかないのだが、今回は私が販売しているから、私が売ることに集中できる。
そうね、私は毛糸を売るというよりも、夢を売っているのかもしれない。だってただの糸なら今や100円ショップで十分なわけだから。
そんなわけで、「北欧毛糸」販売しています。ウェッブショップもやってるけど、結局のところ本物を見ないと実感が出ないと思うので、ぜひぜひ代々木上原までお運びください。
イベントの詳細はこちらから。映画「YARN」の上映会@hako gallery
これぜーんぶキノコで色を染めたんだよ。毛糸もオーガニック。