Matthew Barney, Cremaster3, 2002. Production still.
© Matthew Barney, courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels.
Photo: Chris Winget
ニューヨークとかパリのセレブはこういうの大好きなんだが、日本ではどうなのかな… 恵比寿のTOP MUSEUMで、マシュー・バーニーの「Cremaster クレマスター」が再び上映されます。
マシュー・バーニーは、音楽ファンにはビョークの元旦那と言った方がわかりやすいのかも。あとこれは映画というより「アートフィルム」と言った方がいいかな…
そして、そのマシュー・バーニー作品に、なんと、私の大好きなポール・ブレイディが登場しているんですよ。このクレマスターシリーズの「3」。
ポールったらめっちゃかっこよくて、俳優業向いているかもと思った。本人にそれを言ったらまんざらでもなさそうだった。(映画関係者の皆さん、熱いオファーお待ちしております!)
セリフはないんだけど(っていうか、ポール以外の誰もしゃべらなかったように記憶している…違ったかな)圧倒的な存在感で、ぴしっとなでつけた髪も立ち姿もいい感じ。
まぁ、どんな役柄で登場するかはお楽しみ。
「クレマスター」シリーズでも「3」はケルト文化を結構フィーチャーしてたように記憶しているので、ケルト文化に興味ある人も絶対に見た方がいい。
現代最高のアーティストは、果たしてケルトという素材をどう料理するのか。
ポールはもちろん歌も歌ってもいて(歌うシーンは映画にはないんだけど、歌っている声が流れる)、この曲なんか最高にかっこいいでしょ? こういうのなんていうんだ? アンビエント? 環境音楽?
蝿がブンブン飛んでるみたいな不穏な周波数に、ポールのテナーが浮かび上がる。90年代の、この頃のポールの歌声、大好き。
というわけで、「クレマスター」を含むマシュー・バーニーの特集上映は、7〜8月に東京で。詳しいスケジュールなどはこちら。