この件、自分のfbアカウントに書いたら、すごく好評だったので、こちらでも紹介します。
下記、私のfbより。
音楽プロデューサーの日下さんの訃報につき、このCDのことを思い出したました。1990年、24歳の私はキングレコード洋楽部宣伝におりました。
このCD、内容も本当に素晴らしかったのですが、私にとっては初めて自分の名前を載せていただいた最初の作品だったので、めちゃくちゃ覚えています。久米大作さん&セラの「9ピクチャー・カーズ〜マルコポーロの耳」
当時キングは自社スタジオをオフィスの上に持っていたので(今、講談社のビルが建っているところです)、私は仕事上必要があったわけでもないのに、よくレコーディングに遊びに行ってました。そもそもレコーディングというものを見るのも初めてだったと思う。見るものすべてがおもしろく、興味深かった。
制作のスタッフではなく、宣伝の子がきた、しかもキングなのに女性ということで、相当珍しがられていたのかも。
当時のキングレコードは秘書的な仕事をするアシスタントさんと通訳さん(染谷さん)と、邦楽に女性D(名前失念)が一人いるだけで、全員男という環境。おそらく相当チヤホヤしていただいたのだと想像します。
若くて馬鹿な私は、ちゃんとおとなしくスタジオ見学出来ていたんだろうかと思うと冷や汗がでますが… 今となっては申し訳ございません。
CDのクレジットは、おそらく、いつもスタジオに遊びに来てるあの子の名前も載せてあげようと思われた久米さんか日下さんの広い心で、載せていただいたのだとは思いますが、いやー こういうことを本人はよく覚えているもんですね。
しかも私ったら、久保田早紀さん(久米小百合さん)の隣に載せてもらっている。まぁ、Special thanksの私が末席で、家族の方はだいたい最後だから、こういうことになっているのだと思いますが、すごいよなぁ。
そして久保田さんにスタジオに差し入れていただいたのはお弁当だったように記憶していましたが、フルーツケーキだったことが判明。
そしてさらに、よくよく見たら、自分の名前の上にプランクトンさんの名前がある! 当時私とプランクトンさんは接点なかったと思うけど、狭い世界だから、こんなのを見ると、どこがどう違っても間違いなく出会ってたな…などと思います。
キングレコード時代の思い出はあまりいいものがないんだけど、アーティストの皆さんに私は本当に甘やかしてもらった。自分がその分、宣伝の仕事ちゃんとできてたかは、全く自信がありません。
それにしてもすごいメンバーのレコーディング!
日下さんとは、それ以降、プランクトンさんでお会いしても会釈をする程度でしたし、たぶん日下さんは私のことは覚えていらっしゃらないだろうけど、私にとっては、すごい思い出です。いつも本当にニコニコされていて、親切にしていただきました。
R.I.P.日下さん、ありがとうございました。
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で、このアルバム、アマゾンでぐぐったら、15,000円!!? 確かにレアだけど、こういう過去の名盤こそ配信で聴けないものか…と思ったり。
さーて、過去の思い出にひたってないで、今日も未来に向かってがんばろ!!