ポールがアイルランドの国営放送ラジオでこんな番組をやってたのだけど、それによって、ホームズ・オブ・ドニゴールのオリジナル、初めて聞いた!
こちらが歌ってらした元祖「ドニゴール・ガール」ことブライディ・ギャラハーさん。大変な人気のポピュラー歌手だった。
こちらは彼女のレコーディング・ヴァージョン。
なるほどーーー
昔からポールから、彼女のヴァージョンの存在は聞いて、知っていたのだけれど、初めてちゃんと聞いたよ。インターネットありがとう!
アイルランド音楽のすべてがかっこいいというのは、一部の音楽のファンが夢見る幻想である。どこの国でも、そこに住む多くの人々は、かっこいい音楽なんて必要としてないんだな…というのはある。
多くはラジオから流れる、そしてテレビをつければ歌われている、そういう音楽しか聴いてない。
ちなみに北欧音楽がかっこいいというのも幻想だと思う。不思議なもので、フィンランドの「イスケルマ」もそうだけど、結局のところローカルには、とても大衆的な音楽が主流だったりする。(ま、そういうのは、どこの国でも一緒だ)
それにしても、この曲がこうやって、一部のすごいミュージシャンによってかっこよく変わってしまうのは、やはりマジックだとしかいいようがない。同じ曲なのに!
かっこいい音楽はかっこいいミュージシャン同士をつなぐ。
かっこいい音楽は、その曲をかっこいいと思うリスナーたちもつないでくれる。
なんか年末のエンタテイメント業界の、大衆の時間の取り合い合戦の片隅で、私はシコシコとこういう音楽をプロモーションしております(笑)。
ポール・ブレイディのリスナーズ・ガイド本は、こちらで販売しております。
ポールのラジオの最後の曲はこちらでした。この名曲の公式クリップが1年で181万回再生で、ジョニ・ミッチェルの公式You Tubeの登録者数が全世界で11.4万人しかいないのに、驚く。
ま、そんなことばっかり言ってるとカルト宗教信者やかもめのジョナサンになっちゃうから、この辺でやめておかなくちゃ。
2022年も大変お世話になりました。2023年も引き続きよろしくお願いいたします。