吉原真里さん帰国! 『親愛なるレニー』プロモーション・ウィークいったん終了。


『親愛なるレニー』の出版元であるアルテスパブリッシングさんより、こんなピンク色のペンをいただいちゃった。Dearest Lenny。手紙を誰かに書こう!

いやー いい仕事だった。私はやっぱりプロモーションの仕事が好きだ。自分の信じてるものを自信を持ってプッシュできることの重みよ。その幸せったらない。

いろんな人に会えて、いろんな人に助けられて、本当に感謝、感謝の楽しくも濃厚な1週間。

特にトークイベントや取材中に聞こえる吉原さんの言葉がすごくよくって、一生覚えていたいフレーズもあちこちに。

たくさんあるんだけど、一つ、今あげるとすると「私なりの社会に対するコントリビューション」という言葉など。

社会における自分のアイデンティティとも言えるのだろうか。

普通こういう手紙発見したって、それを世の中に伝えようなんて大変すぎるから、普通は諦めるよね。でも自分がやらなくちゃ、と思っちゃったのがすごい。自分の学者としての立場から、この素晴らしい話をみんなに伝えなくちゃと思ったのがすごい。

いや、この「私なりのコントリビューション」は、これを本にしようと言う動機ではなく、そこからさらに進んだところにある別の苦労の話のところで出た言葉だったんだけどね。

でも何かすごいものを発見し「うっ、これはネタになる」…と思っても、それを実現するまでの苦労なんてすぐに想像できるわけで。普通は諦めるよね、普通はね!!

でも吉原さんは諦めなかった。そこから大変な苦労の上、この本は世に届けられた。そして今、読者の皆さんの手の中にある。

わかるんだ。カズコさんの手紙も、クニさんの手紙も吉原さんに発見されるのを待っていた。クニさんの手紙は、そもそもが「閲覧不可」のファイルだったのが、偶然図書館のスタッフの手違いで吉原さんが「読んでしまった」

この不思議な出会いから続く、長い長い大きな大きなレニーの愛の旅に関われて、私も本当に幸せな1週間でした。

社会人になるとわかるんだけど、普通の人は100%自分の仕事に満足してない。でも今回の仕事は本当に自分でも大満足。

い、いかん、謙虚にならねばと思いつつ、私ったら、ほんとによく頑張った。えらいなー(笑)っていうか、吉原さんもアルテスパブリッシングさんも、私をのせるが上手。ついついのせられて、彼らのレニー愛にささえられて私もがんばった。

っていうか、ほんと仕事運だけはいいんだ。本当にラッキーだったよな。

本のプロモーションをするのは、実は初めてで、それを遠慮なく引き受けたりしちゃって、私ったらほんとに図々しいというか(笑)、ちょっと山っ気があるのよね。

でも、なんていうんだろう、自分の仕事に出会えた時って、わかるのよ。「これは私の仕事だ!」って。「これは人にはやらせたくない」「私にやらせろ」って。

ちょっと自分のバンドに出会う時にも似ているんだけど。

この本に出会えて本当によかった。女57歳。もうそろそろ引退を考えているのだけれど、まだまだ新しい出会い、あるなぁ。これからも新しいことをやろう。なるべく新しいことを!

あ、そうだ、取材中に考えたこと。もう一つ。「愛情とはかけた時間の長さ」かな、とも。これについては、またいつかこのブログに書いておきたい。

そして吉原さんの次の著作にも期待大!! そしてその前に今回取材してくださったあれこれが放送されたり、世の中に出たりするので、またこちらでお伝えしていきます。

ありがとう、レニー!! ありがとう、吉原さん! ありがとう、アルテスパブリッシングの皆さん!


PS
媒体の皆さんへ、業務連絡。また吉原さんは7月周辺に来日される予定です。取材、まだまだ受け付けておりますので、興味がある方は是非、野崎まで。