なんとグラーダの音源がSpotifyでも聴けるようになりました。いえーい!! グラーダは、ニュージーランド人(といってもアイリッシュルーツ)のジェリー(ギター)と、アンドリュー(ベース)、フィドルのブレンダン・オサリヴァンが結成したバンド。
アラン・ドハティって、すっごいバカウマのフルート奏者がいることでも知られています。
女性ヴォーカルがいて、初代はアンマリー、2代目がニコラ。二人ともいい子だったよなぁ。
でも2010年のアルバムを最後に活動停止状態になっちゃったんだよね。メインの二人がニュージーランドに帰えっちゃったというのもある。でも最近、活動を再開してアイルランド&オセアニアツアーをやっているようだ。
こちらは過去のアルバムをSpotifyに載せたことをアナウンスするメンバーたち。左からジェリー、アラン、ニコラ、アンドリュー。
ここでメンバーが紹介してる推薦曲、私にはどれもピンとこないのだけど(笑)、グラーダには私も思い入れがあるので、とても嬉しいです。
私の好きなトラックをいくつか紹介します。
ヴォーカルは私は初代シンガーのアン・マリーの方が圧倒的に好きでした。これなんかオスカー・ワイルドの歌詞に曲をつけてる。名曲!
これも大好きでした。最後にブラスが入ってくるところとか、なんとも。よくできてる!
ニコラのヴォーカルではこれが好き。良いのはアランがバックコーラスしてるんだよね。アランのフルートの天才ぶりはよく言われるけど、アランは歌もすごいうまい。フルートだけじゃない。
インストではこれが好きで、自分が当時担当してたラジオ番組のテーマにしてました。
グラーダ、ファーストもいいんだよね。これとかかっこいい! キーラのカバーなんだけど、女性ヴォーカルだとこれまた味わい深かし。
これいいなぁ。フィドルのブレンダンがいたころのグラーダのインスト曲は本当に良い。
これもいいなー アン・マリーのヴォーカル、ほんとにいい。こういう女性ヴォーカル、日本からも出てこないもんか。 この曲はカラン・ケイシーも歌ってるけど、グラーダの方が圧倒的にセンスがいい。
グラーダって、初期の作品はトレヴァー・ハッチンソンがプロデュースしてた。トレヴァーから紹介されたバンド。だからトレヴァーにかっこいいところ見せたくて、私は彼らを来日させた。特に最初の来日の時は、ダーヴィッシュすら来日前だった。
なんかね、好きなことばっかやってるように見られてるけど、一応そういうことも考えないといけないわけです。順番的にはダーヴィッシュが来日してからじゃないとダメだろう、と。
私だって、この市場に向けて仕事しているという自負もありますからね。良いバンドを先に見せれば、良いファンが広がる。でも悪いバンドを先に見せちゃうと、アイルランドの音楽シーンってこんなもんかと思われちゃう。一応、そういうこと、考えてやってるんですよ(笑)。
で、彼らはやってきた。日本に2回、3回???呼んだかな。どれも大赤字。日本に来るのはいいけど、来るんだったら、ちゃんと面倒みなくちゃというんで、
赤字が解消できてないバンドって、やっぱり心に残る。
でもバンド運営って本当に大変で、彼らは活動停止みたいになっちゃってた。それが復活したようで、まぁ一時的なものだろうけど、良かったなと思っている。今、彼らは一緒に音楽ができることに非常に喜びを感じているのではないかと思う。がんばってね! いつも応援しているよ。
グラーダの兄的存在のルナサ。クラウドファンディングはこちらで受け付けております。
京都の3公演のチケットも好評発売中。思ったより早く埋まりつつあります。こちらにライブの詳細と、e+、ぴあ、会場売りなどチケットへのリンクもあります。どうぞよろしく。
PS
アランがやってたバンド。ALDOC。好きだったなー。これなんか超名曲。こういう曲がトラッドになっていくといいなぁと思ったりしている。
ALDOCはどういう経緯かしらないけど、映像の世界にも飛び出したようで、フルックの最近のミュージックビデオを制作している。多才なんだよなぁ、アルは。