遊佐未森さんが、NHK-FMの『夜のプレイリスト』で『No Frontiers』をご紹介くださいました。

遊佐未森さんが、NHK-FMの『夜のプレイリスト』で『No Frontiers』をご紹介くださいました。

うわーい、ありがとう、遊佐さん。嬉しいよー(涙)

実は番組の収録には私も同席させていただいたのですが、ほんと久しぶりに遊佐さんにお会いした! 遊佐さんに最後に会ったのはいつだろう。2018年のアルタンとの共演は、私が病気してて見れなかったから、チーフタンズの仙台公演?の時?と私は思っているけど、違うかも? 

それだってマネージャーさんによると15年くらい前だそうです。やばい。

もしくはマイク・ゴールディが来日した時に未森に会いたいと言われ、連絡取った時? でもあの時は電話だけだったような気もするし…あの来日こそチーフタンズの前の15年くらい前か?

それにしても、いやー 遊佐さんに紹介いただくと良い作品がさらに素晴らしくなる感じ! ご紹介いただけて光栄しきり。

遊佐さんが、このアルバムの魅力を語りつつ「ヴォーカルが出てくるのが早い。イントロが短い」とか紹介してくれて、なるほどなぁと思ったり。もう30年このアルバム聴いてて、初めてそこに気づく私! 

そして遊佐さんに言われるまで、これまた忘れてたけど「No Frontiers」にも関わったフィリップ・ベグリーは、遊佐さんのレコーディングも手伝ってくれてたのでした。もう全然、私も忘れてた。

それにしても今回の『夜のプレイリスト』を1週間続けて聴くと、遊佐さんの選んだ5枚のアルバム、それぞれが全然違って、本当にそれぞれが素晴らしいと思った。

こういう音楽が遊佐さんの世界を作っているんだなぁ!と。お話も面白いし、すごく興味深い話が盛りだくさん。

遊佐さんって前から思ってたけど、シンガーというよりプロデューサーっぽいんだよ。音楽を見る視点とか、ダブリンで見せていただいたレコーディングの感じやライブの感じもそうだったけど。シンガーとはまた別の、まったく異なるメタ認知能力がすごいと思う。そういう視線で、音楽を見ているような気がする。

女性の音楽家で、そういうのはすごく少ないけどね。 

そしてスタジオで遊佐さんから聞いた超嬉しい情報。なんと1997年に発売になっ『ROKA』。これ、私もレコーディングのお手伝いをしているのですが、それがアナログ盤で再発になるとのこと! 限定で、なんと透明盤なんだそうです。まさに「濾過」

今この時代に聞くと、しみじみと良い作品だなぁ、と。


懐かしいなぁ、「赤いジャムの中で泳ぐ夢を見てた…🎶」(遊佐未森さん「ROKA」より)サウンドはもちろんだけど、環境とか水とか、そういうこと歌っている力強い歌詞がいいんだ。

こちらはライブ盤より。

ほんと懐かしいなぁ。それにしても、このレコーディングを手配した20代の私。ちゃんと仕事できてたんだろうか…。それを思うとなんか嫌な汗が出てきます…。過去の自分に責任持てない。すみません、本当にすみません、過去にたくさんご迷惑をおかけしてきたみなさん! 

とにかくアイルランドでのレコーディングというコーディネイトの仕事をし始めた、最初期も初期だった気がする。スタジオはウエストランドで、このアナログ盤の発売の件をfbにアップしたら、当時旧交があった関係者たちからも次々メッセをもらい、みんなこのアルバムのことをとても良い思い出としてよく覚えているのであった。素敵!!

そして久しぶりにお会いした遊佐さんが、昔のこともよく覚えてらっしゃるのはもちろん、その後共演したアーティストたちとも、しっかり現在でも交流が続いているのがすごいと思った。

普通日本人と海外のアーティストの共演とかって、一発でやり逃げのことが多いのに(爆)、遊佐さんはずっと付き合ってる。浮ついたところが全然ない素敵な遊佐さん。

しかもびっくりなのが、なんと『ROKA』をミックスしたカルム・マルコムは、今でも遊佐さんの作品に関わっているそうで… すごいな! ってことは、25年以上? 

カルムはすごい人なんですよ。学校の先生みたいな真面目なキャラクターなんだけど、エンジニアとしてプリファブ・スプラウトや、ブルーナイルにも関わっている。

私も無印BGMの7(ということは、2007年くらい?)でもカルムにお世話になった。あれはエンジニア以上にカルムがプロデューサーもやってくれたから、すごくスムーズにレコーディングが進んだんだっけ。

そういえば、遊佐さんと一緒にやられているスタッフは、みんな長くながーく続いてる。

ダブリンでは、プロデューサーの福岡智彦さんや外間隆史さんや富田ラボさんともご一緒させていただき、とても楽しい時間だったことを覚えている。いやぁ、懐かしいなぁ。

いやいや懐かしがってはいけない。みなさん、あれから25年? それぞれ皆さん、それぞれの道で頑張っている。私も前を向いて最後まで頑張らないと!と気合が入ったのでした。

帰りには遊佐さんから「これあげる」とスイーツもいただき、ほくほくあったかい気持ちで帰宅。そしてその日の夜のうちに、そのスイーツ全部食べちゃった(笑)。

遊佐さんは現在35周年のツアー中。あとは仙台公演があるようです。行ける人は、ぜひ!

最後に告知させてください。Mary Blackの「No Frontiers」はちなみにリスナーズガイド本を出版しました!



歌詞や対訳、ライナーノーツはもちろん、当時のディスク評や最後のインタビュー記事(ロングヴァージョン)やライブレビューなど。書き下ろしは上野洋子さん、そして通訳の染谷和美さん。とにかく盛りだくさんの内容です。詳細はこちら。

今週はTHE MUSIC PLANTは、ルナサと熱血ツアー中。京都公演、お待ちしておりますよー 詳細はこちら。

さて、今日はこれからトレヴァーとショーンとエンジニアのマイクに会いに都内のホテルに行ってきます。空港迎えはアシスタントの出来る後輩Akikoに任せちゃった。