こちらもツアー中だったため、書けなかったから今更ながらの追悼ブログ。
わたしはNHKの土曜ドラマで放送されていた『男たちの旅路』が大好きだった。鶴田浩二、桃井かおり、水谷豊。特に桃井さんの演じる「えっちゃん」はファッションもかっこよかったし、男性が圧倒的多数をしめる職場で、女性で同等に働いているっていうのが、めちゃくちゃカッコ良いと思って憧れた。
正しいことは何かということの回答を、吉岡司令補と若者たちが模索しているあの感じもすごく良かった。当時10歳だったわたし(笑)
そして音楽がかっこよかった。ミッキー吉野グループ。のちのゴダイゴ。最高にかっこいいんだ、このサントラ。
ゴダイゴはその後、ドラマの2シーズン目かな?「冬の樹」という回にもバンドとして出場して、あれもかっこよかった。(テレビ収録シーンでの手拍子が、これまたずれているのもご愛嬌)
あとから聞いた話によると、あのバンドは絶対に売れないから大丈夫と言って、ドラマに採用されたんだそうだ。
2部の最後えっちゃんが病気になり、死ぬ間際に司令補といい感じになるのは、ちょっと違うと当時から思っていたけど、今、NHKオンデマンドとかで今、大人になってから見てみると司令補もえっちゃんを受け止めてあげていて、これも悪くないエンディングなのかな、と思ったりする。
山田太一さん、それ以外のドラマはほとんど見てないけど、きっといいんだろうなぁ。日向敏文さんが音楽をやったこれとか面白そう。
いずにれしても『男たちの旅路』からはたくさん学んだ。悩むことを学んだ。それが良かった。悩んでみんな大人になる。私もそうだった。
山田太一さん、ありがとう。R.I.P