特に好きなのは、「ニュースの現場から」の富名腰さん(木曜日更新)、時々出てくる田玉論説委員、政治部の秋山訓子さん、そして「MEDIA TALK」の伊藤大地デジタル編集長、奥山晶二郎withNews前編集長、神田大介さんの三人のトーク(月曜日更新)などなど。
出てくる記者さんたちは、すでに自分の友達のように思っている。記事を読んでいるだけではわからない記者さんの葛藤や悩み、それでも頑張る使命感など本当に朝日新聞の記者さんでもこうなのか、とマジで感動するのだ。
雑談では、まるで自分が会社員になって同僚の話を聞いているような気持ちにさせられる。普段は一人の事務所で一人で仕事をしている私としては、聞いているだけでもとても楽しい。
だいたいは朝ランの時にiPhoneのSpotifyで聞いている。だから長い番組が好きだ。1時間くらいの。
それが先日は、さて走ってこようとSpotifyをスイッチオンし、しばらく聴いていてびっくり。なんと大好きな伊藤さん・奥山さん・神田さんの回に自分の悩み相談が取り上げられているではないかー!?
嬉しすぎるー なんか深夜放送でハガキ読まれた高校生みたいに土手ではしゃぎまくる。そして、なんかこっぱずかしい(笑)
その番組とはこちら ↓
私の悩みは何かは番組を聞いてもらえればわかるので省略するとして、それに対する三人様の回答が良かった。伊藤さんにツイッター拝見してますよ、と言われて、狂喜乱舞!
確かに感想ツイッター、私はポッドキャストを聞いて感動したら、自分へのメモも兼ねて、必ず書くようにしているんだけど… それは嬉しい!
そして悩み相談が取り上げられるなんて!
お三方の回答はこんな感じ。
伊藤さん:「質問が真面目ですね」とした上で「自分を俯瞰してみれるようになるといい」「自分の気持ちを見ている自分を知っておくを客観視」「呼吸とかもいいですよ」ー ふむ。
奥山さん:「そうですねー、たとえば自分が韓国ドラマにはまると、それに気を取られてあまりイライラしなくなるんですよねー まじでそれ観るために早く家に帰りたいと思うくらい」「推しを見つけたらいいんじゃないでしょうか」「人間の注意力って限度があるので、(イライラを)を上回る面白いものがあれば良い」ーー ふむ、ふむ。
神田さん:「怒っていい」「イラついて何が悪い」「アンガーマネジメントは大事だけど、怒っていいと思います」(他の二人からメン強いよーと大ブーイング・笑)ーー どかーん(爆)
さて私の悩みはなんだってでしょう(笑)。よかったら、ぜひポッドキャストを聴いてください。冒頭の奥山さんのアボリジニ関連の持ち込みネタも面白いです。(実はグリーンランドでも同じようなことが起こっている)
それにしても回答が三人三様で爆笑してしまったのだけど、私のことをよく知らない人たちなのに、結構当たっていると思う。特に奥山さんの回答。すっごく響いた。
なんでか、って?
そうなのよ、「推し」がいないのが問題なのよ。なんか最近調子が悪いのも、歳をとってパワーがなくなってきた以上に、今、夢中になれるアーティストやバンドがいないということが問題なのよ。
そもそも私はすごい熱量の持ち主だ。その自覚は自分でもある。だからルナサは今でも大好きだ。フルックも、マーティン・ヘイズも、ヴェーセンも、すべてのうちのバンドも。でも彼らと恋に落ちたあの時の感じ。あの時のときめきがもう自分にないのよーーーーーっっ。
そういういわゆる「恋」みたいなバンドやミュージシャンに出会う熱量が、最後に出たのは2004年くらいじゃないかと思っている。というと、ここ20年間、惰性で生きてきちゃった?!
だからこんなにつまらないことでイライラするんだわ、ほんと。嫌になる。自分のことに夢中になっている人は、人のことなんかでイライラしない。暇だからイライラするんだわ。まさに奥山さんの言うとおりだと思う。
いや、言い訳じゃないけど、私は相当忙しいよ。今だって普通のサラリーマンよりよっぽど仕事してる自覚はある。起きている時間は料理したり編み物したり本読んだりランニングしていなければ、ずっと机で仕事している。
基本的に私は家にいる限りはずっと仕事してる。遊ぶ時は、外に出てしまう。外で遊ぶ。そういう毎日なのだ。人から見える仕事なんて、ほんの一部だ。
昨日だってやっと外に出たと思ったら、銀行振込、郵便局、そのあと資料を購入のため店によって、打ち合わせ。ずっと仕事だ。
ただ基本すべてが自由時間なので、確かにサラリーマンより自由度は高いとは思う。本当にやりたくない仕事はやめればいいんだし。そもそもほとんどが自分発の案件で締切なんてないから、朝、寝ていたかったらいつまでも寝ていられる。
そんなふうに普通の人よりもかなり恵まれている私。が、そんな惰性を吹き飛ばす、私の熱量のすべてが持っていかれるようなバンドへの愛が見つからないのよーーーー(涙) これって、更年期?(爆)
いや、それは本当に熟年の夫婦みたいな、二人で歩んできた20年を抱きしめるような、そんな愛は確かにある。あるのかもしれない。でも、違う。私は自分が30代、40代の時に持っていたような、あの「バカな情熱」を失った。そういうことなのかもしれない。
早く引退したい。
とはいえ、この景色、最高でしょ? こんなところに住んでたら、走らないわけないよね!
伊藤さん、奥山さん、神田さん、ありがとう。なんか元気出た。深夜放送でハガキ読んでもらった高校生の気分。明日もまた走ります。
★
THE MUSIC PLANT次の主催公演は、フィンランドからやってきたハーモニカ・カルテット:スヴェング。
シベリウスにショパン、哀愁のロシアン民謡、日本の童謡や「恋のバカンス」そして「ハウルの動く城」、踊り出したくなるようなタンゴ、敬愛するタラフ・ドゥ・ハイドゥークスに捧げたジプシー風のオリジナル曲などなど。なんでもハーモニカだけで演奏しちゃう脅威の雑食系ハーモニカ・カルテット。
詳細はこちら。
日程:2024年1月23日(火)19:00開演
チケット:¥7,000+オーダー
せつないアレンジが抜群の「ハウルの動く城」