スヴェング物語 その5

スヴェング3回目のツアーって、いつだったかのか、もう記憶がまったくない! かろうじて、fbでの投稿や自分のブログなどを見て思い出してみる…2010年か。

で、自分のブログで発見。この赤い指輪の名前は「ナイルのトマト」だったとツイートしてしまったが、「ナイルのトマト」ではなく「ソフィアのトマト」でした。訂正します。

ブルガリアで購入したものなのか?


で、それに対抗して私が街で買った「足立のピーマン」。はい、わたくす足立区荒川土手在住です。(当時の私のMacのキーボード、10キーがついてる!?)

2010年、東京公演は江東区でやったんだねぇ。ティアラの小ホール。



そうそう、この頃今は九州在住の坂根シルックさんにすごくお世話になったんだ。シルックさんが、この公演のプレイベント的にフィンランド文化の講演会をやってくれたんだっけ。

そこでお客さんにカレリアン・パイを振る舞ったのだけど(確か当時は東京では手にはいらず、京都からわざわざ取り寄せた)、そこに載せる卵バターの微妙な味に江東区の職員の方が「これマヨとかの方が美味しくないですかね?」と言ったら、シルックさんが「これなんですよ、このちょっと物足りない感じがフィンランドなんです」と説明したのが笑えた。

なるほど! シルックさんが九州にいかれてしまって(大学でお仕事されている)、今はなかなかお会いできないけど、本当に当時はお世話になりました。

講演内容も素晴らしかったけど、なによりシルックさんが現場にいてくれると、主催者である私は本当に心から安心できた。あの感じは、本当に素晴らしいよなぁ。


そして最初の兵庫もこの時のツアーだね。兵庫のチラシ、最初から攻めてる! すごい! さすが関西!(褒めてます)


裏もすごくよくできてる!

ところでスヴェングは食べ物が大好き。日本食大好き。食べ物大好きなバンドいいよね。食事の時の、みんなのワクワク感が素晴らしい。うん、生き物としての生命力を感じるよ!

ただし問題はゲーロが必ず食べ物の写真を撮ること。それは自分の食べ物だけに限らず、人の食べ物までも。ウエイトレスさんが食べ物を運んでくると、メンバーたちはみんな自分のものが先に来ても、それをまずゲーロに差し出す。

だからパシいわく「すぐ食べたいと思ったら、ゲーロと同じものを頼むんだ」とのこと。なるほど。



とかなんとか言いながら、レフ板のアシストやってあげる優しいパシ。


こちらはファンの方が作ってくれたフィギュア。


すごいよくできてる! 

あとこんなのもやったね。


そういやこのツアー大変だったよな。日本のツアーの途中で中国に行き、また戻ってきて東京公演をやった。こういうアジアの国間での出入りのあるツアー、絶対にニーズあるはずなのに、入国管理官は理解がない。

いったん入国し出国すると3ヶ月有効の興業ビザはその場でキレてしまうらしく、東京に到着したメンバーは入管(品川駅からバスに乗るなど不便な場所にある)にプランクトンのOさんに引率されて行ったのを覚えている。

ツアー中なんで、こんな時間がないバンドも多いだろうに、入管で待たされることもあるだろうに、スヴェングのこの時のツアーは多少余裕があったからいいけど…。入管で待ち時間が長くならないように調整してくれたり、本当にあの時もプランクトンさんにはお世話になりました。

あとこれも2010年の写真じゃないかな。トゥバのフンフルトゥの皆さん。私服でいても、さすがの風格。実はフンフルトゥの皆さんも同じ時期、ハーモニーフィールズさんがツアーをしていたので、奇跡の出会い。

スヴェングにとって、このグループはスーパーヒーローなんだよね。嬉しそうなメンバー。


ここまで書いて思い出した。この日の翌日、メンバーは帰国予定だったのだけど、なんと私は大寝坊したのだった。ツアーにハーモニーフィールズさんがいると思って、安心したのか、とにかくグッスリ。疑いもなく寝てしまった。ハーモニーフィールズのスタッフさんに電話で起こされて大汗。もちろん間に合ったのだけど、いやー あの時は焦った。

ツアー中の寝坊は今のところ、あの時だけである。公演が終わって、しかも普段は一人なのに、ミュージシャンの面倒見てくれる他の誰かがいるんだし(笑)ってんで、心底安心したんだろうな。

メンバーが私のこのドンミスを見て、妙に嬉しそうにしていたのが思い出される。普段ミュージシャンには厳しい私。その私が失敗したのが嬉しかったんだろうな。ちくしょー(笑)

そしてその2年後、またスヴェングは日本にやってくるのであった。その次の来日は2012年。

今回は、素晴らしいツアーを作ってくれたハーモニー・フィールズさん主導のツアーです。スヴェング。ただ東京公演はウチで作りました。南青山曼荼羅で、アットホームなライブハウス公演です。


ハーモニカだけで、すべてを演奏してしまうフィンランドからやってきたカルテット。宮崎アニメのテーマ曲や、ハリー・ポッターなどの映画音楽、「恋のバカンス」や「赤とんぼ」もやるよ。シベリウスとショパンも! 詳細はこちら。