ヴェーセンの『LIVE IN JAPAN 』配信でも聞けるようになりました。

 


ヴェーセンの『LIVE IN JAPAN』が配信スタートしました! 懐かしい音源。めちゃくちゃ良いライヴ・アルバムなので、ぜひお聞きください。

ジャケットの写真撮影は、当時新しいカメラを導入しノリノリだったアルテスパブリッシングの社長の鈴木さん。っていうか、当時はまだアルテスも出来てなかったかも?

デザインはおなじみ高橋そのみさん。でも高橋さんのデザインはもっと茶色が濃くて落ち着いている。ただアメリカの会社にこの音源とデザインデータを渡したら、レイアウトはそのままながら、日本! 日の丸! 赤!という発想があったのかしらんが、こんな風に赤くされてしまった(笑)。

このブログをみている人で、このアルバムを聞いてない人、いないと思うけど、ヴェーセンは、この前年度南青山マンダラで、3日間の連続公演をしたのであった。2005年の話。これが2回目の来日だった。良くやったよなぁ。


制作費は全部こちらで持つからと言って、頑張って収録し、原盤権をテリトリーで分けた。アメリカ、欧州(アイルランドをのぞく)ではバンドが、日本とアイルランドは私が持つことにしたのだ。、

なのでアイルランドも、入れたのかって? それは当時はまだCDが売れていた時代で、私の取引先にはアイルランドのレコード会社がたくさんいたから。

当時ヴェーセンはアイルランドなんて行ったこともなかったんじゃないかな。だから私の方で何かしてあげたいと思ったのだ。ヴェーセンのツアーをアイルランドでもやることが私の夢の一つではあった。それについて、少し自分でも動いたりしてもいた。結局実現はできなかったけど。

ま、それはともかく、そんな権利のややこしさがあってバンド側で配信に載せてないのかな…と気になり、ウーロフに年末にメールしたのだった。「権利、こっちではもういらないから、そっちでワールドワイドに配信やっていいよ」と。

というわけで、晴れて無事この作品も配信に乗っかったのでした。これから100年先、1,000年先まで聞かれますように!

それにしても懐かしい。よくもまぁ、日本でライブ盤作ろうなんて考えついたよなぁ。偉いぞ、過去の自分!

ちなみにチラシを見て思い出したけど、名古屋はコンサートホールという場所で公演をした。これ、実は中部電力の持ち物なんだよね… ちょっと失敗。今なら原発やってる会社にかかわることなんて、絶対にやらせないんだけど…

また当時SAS(スカンジナビア航空)さんで仲の良いオペレーターさんがいて、ヴェーセンが来日すると非常口席(当時は素人が簡単に取れる場所ではなかった。今は追加料金で合理化されたけど)を押さえてくれたりして、とても良くしていただいた。懐かしいなぁ。I原さん、お元気かしら。

そして、まさか当時はこのあと8回も来日させるなんて思わなかった。すごいな、過去の自分(笑)

あっ、いかん、思い出話に酔っていては…!! 今現在、そして未来のことを考えなくちゃ。

とはいえ、今まさに作っているルナサの『LIVE IN KYOTO』もそうだけど、レコーディングってのはいい。もしかしたら100年先の人も聞いてくれるかもしれないと思うと、嬉しい。

というわけで、皆さんもHappy Listening! なんか上手いバンドだよなぁ。今聴いても、10秒で恋に落ちるな(笑)。




さて、告知です!

もうすぐツアーが始まります。スヴェング! 全国公演、でもって東京はこちらのライブハウスでアットホームな雰囲気で〜 ヴェーセンのライブ盤を収録した南青山マンダラにて。


ハーモニカだけで、すべてを演奏してしまうフィンランドからやってきたカルテット。宮崎アニメのテーマ曲や、ハリー・ポッターなどの映画音楽、「恋のバカンス」や「赤とんぼ」もやるよ。シベリウスとショパンも! 詳細はこちら。