OTTAVA音楽のウェビナーに広上淳一マエストロ登場！　#広上淳一 #OTTAVA

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日曜日は、OTTAVAに広上マエストロ登場ということで 私も収録（生放送）の立ち会いで、スタジオにお邪魔してきました。 
 広上マエストロは、前日は北海道で札幌交響楽団を指揮されていたということでしたが、 元気にスタジオ入りされ、今回もまた抱腹絶倒、しかしとても感動的なお話を たくさんしてくださいました。 その様子はこちらで見ることができます。

（視聴には登録が必要ですが、無料で見ることが出来ます。0円で購入し、注文履歴から「注文詳細を見る」画面へと、お進みください。その後「視聴する」でご覧いただけます）

本当にこの世界は大変なことばかりだけど、人間の喜怒哀楽すべてを 包み込むのがクラシック音楽だ、というお話しをされるくだり （始まって32分くらいのところ）では、いや、すごいなぁと鳥肌が立ちました。 かっこいいです、広上マエストロ。 

 広上先生のお話を聞いていて、私も長く音楽の仕事してますが、 音楽って何か、今さらながらやっと理解したような気がしました。 

 しかし子供のころの広上少年は、学校では転校ばかりだったこともあって、 勉強ができず、本当に劣等生だったんだそうです。 （「東大にはいけません、江ノ島の灯台なら行けます」と言われたそうです・笑） 

 音楽の道に進みたいと思っていたけれど、それを両親に伝えることができないでいたら 学校の先生が「この子は学問では大成しませんから、どうか 好きなことをやらせてあげてください」と 音楽の道に進めるよう、ご両親を説得してくれたんだそうです。 

 人生の岐路で、自分はそういう先生との出会いに、本当に恵まれていた、と。 

 そして広上先生といえば、有名な桜田淳子のおっかけ！ 「応援団長だったんですってね」という林田さんの誘導に（笑） 「いや、湘南支部の、ですけどね。３人しかいなかった」と これまた爆笑のご回答。

でも本当に中学生なのに、朝から学校をサボって いそいそと追っかけ活動していたそうです。 当時は歌謡曲を伴奏するバックバンドも生バンドで、本当に上手い ミュージシャンが揃っていた、と先生は話をされていました。 うーん、時代だなぁ。 

そうそう、あと素晴らしかったのは、この配信の前日に行かれていた札幌交響楽団のコンサート会場のホワイエで、先生は能登のための募金運動を自らされていたのですが、そこで、とある母娘に再会した話。 これは感動的でした。 

詳しくは放送での先生のお話（50分ごろ）をご覧いただきたいのですが、 実は6年前に、とても落ち込んでいて学校に行けていないという中学３年生の娘さんを伴って、このお母様は二人でコンサート会場にいらしたのだそうです。 そしてその時、お二人に会った広上先生は、お嬢さんに「大丈夫だよ」と、とても暖かい言葉をかけたくれたんだそう。 

 その後、その娘さんは立ち直り立派になって本を書き（今、22歳！） 、今回再び「元気にやってます」とマエストロに会いにコンサート会場に来てくれたんだ、とのお話。 

「いやー　僕でも役に立つことがあったんだよー」と先生は本当に嬉しそうにその話をされていて、 こんなすごい大先生になっても、お客さんが 喜んでくれるということが結局は一番うれしいんだ、と私はお話を聞いていて、うるうると感動してしまいました。 

なお、先生は、このあとなんとこのお忙しい中、オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーと能登を訪問することを計画しているのだそうです。本当に頭がさがる。 

そしてよく人間は衣食住が必要だっていうけど、それだけじゃなくて 衣食住「心」だ、と。心が大事なんだよ、と先生は何度も力説なさっていました。 そしてその心をささえてくれるのが音楽なんだ、と。 

 番組生配信中はチャット欄も大変盛り上がり（そうそう、昔サブウェイありましたよね、 サントリーホールの前に！・笑）、配信はたくさんの方が視聴してくださっている様子でした。 

盛り上げてくださった視聴者の皆さん、そして今回、この番組にマエストロを呼んでくださった オッターバさん、林田直樹さん、スケジュールの調整などに ご尽力くださった広上先生のマネージャーさん、本当にありがとうございました。 

なんかこういう番組を作ることに貢献できて、この仕事本当に楽しいなぁ、 そしてこの地球をちょっと明るく素敵なところにすることが出来た気持ちがして、 本当に私も嬉しいです。 

なおなんと近所に武満徹さんのお墓があるということで、番組の収録後、 みんなでお参りにうかがいました。 日本を代表する二人のマエストロの再会に立ち会えて、私もグッときました。 武満さんのお墓にはメッセージが刻まれていました。

 遠い呼び声の彼方へ　Far calls. coming, far! 　武満徹（1930-1996） 

今日も音楽が皆さんの心に届きますように！ 





さて、番組でも、お話が出ていたバーンスタインの話。歴史に残るイスラエル・フィルとの公演の話も素晴らしかったし、バーンスタインが若き広上青年（29歳！）にした、素敵なアドバイス。こちらも、とてもよかったのですが…

これらをさらに深掘りしたい方は、ぜひぜひ下記のイベントにお越しください。広上先生によるバーンスタインのお話がまだまだたくさん聞くことができます。

番組内でも告知いただきましたが、とっても楽しみです！！　皆さん、ぜひ会場でお会いしましょう。