読んでみたが、実はあまり良い読書体験とは言えなかった。今の普通の家庭ってこういうもんなんだろうか。みんな適度に優しい。そしてみんなどこにでもいそうな人たち。
だからこそ正直、登場人物の誰にも同情できず。娘には多少同情するが、どうしてそこで家族の意見を振り切れないのか、謎。彼氏は彼氏でまったく不甲斐ない。確かに優しい人ではある。でもさ…
父親が主人公っぽいのだが、これもダメだろと思う。いや努力しているのは認めるよ。でもさー。私が娘だったら「単にうざい」。…とついつい批判的な目で見てしまう。確かに優しい人ではある。でもさ…
ただ話の展開が面白くテンポもいいので、楽しく読めちゃうこともまた事実。あっという間に2日で読み終わったしまった。読んでる時間はおもしろかった。一体どうなるんだろうと、ハラハラ読めた。というわけで、それは間違いないけれど、うーーーん。
しかし自分はフィクション、ほんとあわないんだよなぁ。でもこういう本が巷では売れているのかもしれない。
いったいこの先どうなっちゃうんだろうという展開で、すいすい読めたけど、自分の中には何も残らなかったように思う。たまには厳しいレビューもいいかもね。っていうか、フィクションは厳選しよ…。雑誌のレビューとかあてにしちゃだめだ。
それにこういう本が好きな人は絶対にいる。と言うか、そういう人の方が多いのだろうと想像する。
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