出張レポート DAY1  ミュンヘン経由ダブリンへ

19歳の頃からOL時代も頑張って、年に一度は必ず海外に行ってきたし、パンデミックの前や病気になる前は、だいたい年に4回くらい海外に行ってきた私だが、ついに今年はどこにも行かずに終わるのかなぁ…と思っていたある日、Belfast Trad Festivalの案内がメールで送られてきた。

主催者さんより、日本の皆さんにも告知してくれないか、というお願いメール。 

まかしとき!と告知ツイートをしつつ、「へぇ〜、ルナサもでるのかー」と日程を眺めていたら、なんとルナサの前座はルミエールという女性デュオが出るではないか。このデュオ、ルナサの初代ギタリストであるドナ・ヘナシーが参加しているのである。

ルナサとドナが同じステージに立つ。となると、共演の可能性は十分にある。それにコロナの期間でさえも年に一回は必ず海外に出てきたというのに、ここで記録が途絶えるのもちょっと悔しい。

というわけで、バタバタと飛行機を押さえ、ベルファーストのコンサートのチケットを購入したのでした。 

飛行機はマイレージで押さえたのだけど、今や燃料費のサプルメントだけでも10万くらいするから痛い。昔は航空券、買ったとしても全部で10万で飛べたのに…

それになにせお金はほとんどクレジットカード払いだし、加えて来日ツアーともなれば、ミュージシャンの飛行機代やホテル代、合計で軽く200〜300万出費していくし、それをすべてクレジットカードで払うことになるから、ショッピングポイントもたまりまくるのだ。

以前はそのマイレージで2回は海外に行けていた。

それがコロナの時は、そもそも自分の旅がなく、人の仕事の出張で航空券買ってもらってたから、自分で航空券を買う必要がなかったのと…

それにもう仕事はやめるから新しいアーティストを見る必要もないし、だいたいもう旅が楽し年齢はとっくに終わり、時間があれば家にずっといたい年頃なのである。

なので、今年はもう海外はないか…と思っていたのだけれど、ドナ入りのルナサにはさすがにあらがえず…。

このブログにもなんども書いてきていますが、ルナサって、ドナのバンドなんです。彼のギターとトレヴァーのベースとショーのフィドルこそがルナサ。もちろん今のメンバーになってずいぶん長いからみんな頑張っているのは認めるけれど、やっぱり自分が一番入れ込んでいた時期のあの黄金ラインアップはたまらないものがあるんだよなぁ。

というわけで、飛行機をマイレージで押さえた…のですが、諸事情あって、東京・ミューニック(ミュンヘン)しか取れなかったんですよね。

しかもビジネスもエコノミーもいっぱいで、妙に中途半端なプレミアムエコノミーというクラス。これが結構問題なんだよなぁ。隣空いてても、エコノミーと違って肘掛けあげられないから横になれない。

とはいえ、じゃあ航空券、普通にマイレージなしで買うんかいといえば、それだけで20万持っていかれちゃう。

それにしてもマイレージ。昔は割と楽に取れたのに、今となっては、人気のあるロンドン便とかパリ、フランクフルト便なんて、人気がありすぎて取れない。

まぁ、でもヨーロッパの国内線なんて簡単だし…と思ってミュンヘン取ったら、ミュンヘンからダブリンの接続が悪すぎるのであった。選択肢がない。っていうか、あっても高い。

そして行きのフライトはなんと空港で8時間待ちという悲劇に見舞われたのでした。昔はヨーロッパ国内線なんて1便1万円で飛べたのにと悔しく思いつつ、ルフトハンザのミューニック・ダブリン往復で、4万。しかも帰国はミュンヘンで一泊しないとうまく接続できない。

はぁ… なんか結果高くついたような気も。

それにしても8時間待ち! でも、大丈夫。さすがドイツの空港にはこんな便利なものがある!




空青いなぁ〜


マリネッコとアディダスのコラボジャージ。
いいねぇ、楽ちんで! これからは旅はジャージだ。
ヒップホップの人みたいでかっこいい。


ツーリストが拾える電源とかも、今やあっちこっちにあるし、電源のアダプターがなくてもUSBで取れたりもする。

昔はよく床に近い位置に設置された、掃除のおばちゃんたちが掃除機の電源取るために使う電源から、こっそり拾ってたよな。床にぺったり座ってさ…。

今や機内でもチャージできるし、本当に便利な時代になった。

というわけで、4時間位そこでゴロゴロしたもののさすがに背中が痛くなり、起き上がって今度は普通のベンチであれこれ仕事を片付ける。

その間に空港で食べたもの。アップル・スチューデルが最高。ドイツに来たら、これを食べねば。値段は考えたくもないです。


まぁ、でも空港での数時間なんてあっという間ですね。


ドイツはパンの国。

そして、やっとこさ到着したダブリン空港。いぇーい! ダブリンなんて何年振りだろう。5年、いや、6年来てなかったかもしれない。やばい。パンデミックもあったしねぇ…。

とはいえ、この日はダブリンに用事なんてないんですよ。ベルファーストに行きたいんだーということで、下手に街中に出て疲れるよりは…というわけで、この日はダブリン空港のホテルに一泊することにしていたのだった。

そしてダブリン空港(ターミナル1、アライバルロビー)でピアノを弾いた! 感動!!


コステロさんというおばあちゃん寄贈。状態はよくない。

ホテルにダブリン在住の友人が遊びにきてくれて、久しぶりに語り合う。あぁ、いいなぁ、友達と話すのって。とはいえ彼女とは普段割とチャットしているからあまり離れている気がしない。

努力家で真摯に前向きに進む彼女に元気をもらう。食べ物も美味しくて元気になる。


いずれにしてもまた何か色々はじまりそうで、こちらも楽しみ。いろんなことが決まったら、またこちらに紹介していきます。

テイトーくん、オレは戻ったぜ! 明日はベルファーストに移動します。



スコットランドのトリオLAUが10月再来日。詳細はこちら。http://www.mplant.com/lau/


秋のケルト市は豊洲にて10月19日。ラウーと藤田恵美さんの公演。http://www.mplant.com/celticmarket/





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