試写で拝見しました。ありがとうございます。いやはや、めっちゃ面白かった、楽しかった。こういうのアイリッシュ映画でもありそうなキャラ設定。実話がベースになっているそうだけど、いや、ほんと楽しかった。
まずメインの俳優二人のキャラがめっちゃいい! 真面目なアロイス、そしてパリで自由を謳歌していたのに、楽団に指導を請われ、村に戻ってきたピエール。もう二人ともキャラが立ちまくっている。
アロイスは真面目な伝統キャラ。ビシッと決まったユニフォームに身をつつみ、楽団を率いている。このもみあげも良いでしょ?
そして、最後にはあっと驚くシーンがあったかと思えば… いや、この先はネタバレなしで(笑)。でも、映画が始まったとたんわかる。これはハッピー・エンドになるの映画だって。だからとにかく安心して見てください。
最後まで裏切らない抱腹絶倒の90分。やっぱり映画は90分がいい。試写で、結構混んでて隣にもおじさんがいたのに、私は映画を見ながら遠慮なくガハガハ笑ってしまった。
いやー スイスって変な国だよね。なんと女性の参政権が認められたのって、1971年なんだって。遅っっ! あ、ありえん! でもびっくりでしょう? これはスイスが永世中立国だという事実にも基づいている。ヨーロッパが経験している先の戦争から逃れているのが大きい。
そんな時代だから、アロイスの奥さんが、フェミニズム運動に燃えるという話も最高。これはそう、ちょうど女性たちに参政権が認められる前年の話なのだ。スクエアなアロイスに反感を覚える奥さんの表情がいい。決して美人ではないのだけれど、意思の強さを感じさせ、いい味出している女優さんだった。
そうそう、そしてスイスって、ワインも有名なんだって。全然知らなかった。パンフレットには、スイスのワインを輸入してらっしゃるヘルベティカという会社のCEOの森本さんの愛ある解説が掲載されていた。
スイス・ワインってなんであまり聞かないかというと、美味しすぎてそのほとんどすべて国内で消費されちゃうからなんだって。すごいよね。森本さんのサイトのぞいてびっくり。ラベルのデザインがとってもオシャレ! 飲んでみたーい! 日本で見つけたら、飲んだ方がいいです。
あ、そうそう、犬!! あのワンコは反則だろーーーっっっ。可愛すぎた、やばすぎたーっ(笑)
10月4日から都内公開。新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、ストレンジャー、シネマート心斎橋、アップリンク京都にて。詳細はこちらの公式サイトへ。
スコットランドのトリオLAUが10月再来日。詳細はこちら。http://www.mplant.com/lau/
秋のケルト市は豊洲にて10月19日。ラウーと藤田恵美さん(ex - Le Couple)の公演。http://www.mplant.com/celticmarket/
THE MUSIC PLANTではアイルランド音楽名盤ガイドをリリースしております。第1弾 Paul Brady、第2弾 Mary Black、そして第3弾はLAUのコンサート会場で先行発売 www.mplant.com/books/
その他、この夏はおなじみピーター・バラカンさんの来日50周年企画で、プロモーションのお手伝いをしています。
Intoxicate最新号に「ひとこまごま」登場他、多数このあと掲載される予定です。お楽しみに。
*9月6日より Peter Barakan's Music Film Festival - www.pbmff.jp
*10月19日、20日 Live Magic! - www.livemagic.jp LAUも出演しますよ。