もうすぐアヌーナ来日公演ということで、我がTHE MUSIC PLANTもアヌーナ応援企画として、こんな連載を今日から来日までアップしていきたいと思います。
先日、シンガーの皆さんに、来日直前ということで、こんなアンケートに答えていただきました。今日はその中から3人の女性陣をご紹介しますね。
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まずはご存知イタリア人のサラ・ディ・ベッラ。彼女の「もののけ姫」は本当に絶品ですよね。前回、前々回の来日公演でも涙した人は多いと思います。
アヌーナって、アイルランド音楽のグループとされているけれど、実はインターナショナルなメンバーで構成されている。
そう、ケルトは死んだ文化じゃない。今を生きる文化なんです。だから「多様性」を重視する。
サラはメンバーの中でも小柄で、とっても明るい性格。グループの中のムードメイカーの一人だと言って良いでしょう。
そしてこの名唱。完璧な日本語! ちょっとボーイズソプラノ的な響きもあって、不思議な、なんというか中性的なイメージもありますよね。なんというか、すべてを超越した何かがありますよね。
この歌を聴くと、私はいつも来日時にサラの歌を聞いて、涙をボロボロ流してた、リアム・オメンリイの奥さん:マリオンのことを思い出します。
私は普段から宮崎アニメはあまり見ない。「トトロ」ですら、うちのアーティストにうながされてやっと見たというくらいのレベルです。「もののけ姫」も実は見たことない。
でもこの曲を本当に心を込めて歌うサラや、涙していたマリオンのことを思い出すと、宮崎アニメはどうこうという私の批評はもうまったく意味をなさない。心をこめて音楽の前では、すべてが小さいんですよ。
ほんと、自分が60歳近くなって、こうやって出会ったいろんな人に多くを教えてもらうことが多くなりました。もうあの草月ホールでの打ち上げのすごい出来事を思い出すたびに、私は何度でも泣けちゃうわけです。(年取って、涙もろくなったとも言いますが)
そして、こちらはもう一人のサラ、オランダ人のサラ・ウィーダ。おー、ギターを持ってかっこよい写真!
サラの歌う、光田康典さんの曲。素敵すぎませんか? この曲、聴くたびに泣けちゃう。なんだろう、みっちゃんのメロデイって、ちょっとたまらないものがある。
そして、エンヤのカバーであるこちらの曲も素晴らしい。サラはこの曲を初めて聞いたとき、まだ小さな子供で英語も理解できず(彼女はオランダ生まれ)、でもなぜかこの曲が持つ不思議な力に導かれこの曲を歌いだしたのだそう。
今回初参加のフランス人、エロディにも注目。このアーティスト写真、素敵!
彼女がやってるこちらのグループ。めちゃくちゃ面白いんですよね。なんと55の異なる言語で歌う、とな!!? こちらはアヌーナの演奏とはだいぶ違うのですが、スコットランドのツイード洗濯歌を歌っているところ。
いわゆるこういうやつですね。
というわけで、国境を軽々と超えて響くケルト音楽、それこそが、まさにアヌーナなんです。
ちなみに明日は西新宿で、彼らの来日前の、こんなイベントもあります。ぜひお出かけください。詳細はこちら。
会場でお会いしましょう!