で、ポーランド映画祭。札幌からの戻りの飛行機からの羽田からの恵比寿にかけつけました。映画『農民』見たかったのよ。良かった、ギリギリで見れた!
ゴッホのあの映画でも有名な絵画みたいなアニメーション映画のチームの制作。あっちは日本でも配給されてたのよね。当たったんだろうか。この映画です。
こっちにはなんとシアーシャ・ローナンも出演しているのね。知らなかったわ…。
で、『農民』はノーベル文学賞をとった作品でもあってポーランドでは有名なお話。簡単にいえば、『ライアンの娘』みたいな感じでしょうか。ほんと小さいコミュニティって怖い。閉鎖的でいったん間違うと恐ろしい方向にすべてが流れてしまう。
それにしても素晴らしい油絵アニメーションとともに、やっぱり音楽がかっこよく印象的。うーん、やっぱり今一番かっこいい音楽はポーランドのマズルカだと思う。
演奏はL.U.C.ってプロデューサーなんだけど、彼自身はラッパー、作曲家で、こちらのグループの音が大フィーチャーされている。Tęgie Chłopy(いまだになんと読むのかよく知らず・笑)
ヤヌシュで来日して、その後無印BGMのポーランドを手伝ってくれたミハウも参加してるバンドだ。本当ポーランド音楽の業界は狭い。
というわけで、結構満員に近いお客さんで埋め尽くされた劇場で、すっかり美しい絵画の世界に入り込んだのでした。
ゴッホの方は配信でみただけだったけど、こういう作品こそ大画面で見たいよなぁ。農村の秋から夏まで、人物の描写も素晴らしいけど、景色が変化していくところとか、かなり素敵なので要注目。
ポーランド映画祭、残念ながら今日で終わっちゃうのよ。でも映画『農民』は地方上映もあるっぽいので、ぜひチェックしてみて!
そして12月、都内ではワイダ監督の特集上映もあり。こちらも何回か見たいなぁ、と。国立映画アーカイブにて! 詳細はこちら。
なにやら展示会もあるそうで、こちらは上映はないけど来年3月まで。