ケルティック・クリスマス終了で、ケルトロスな皆さん、こんにちは。のざきは、来年早々1月11日(土)、ケルト市は、松江にミニ出張してくることになりました。島根県民会館にて、アイルランド映画&音楽フェスティバルがあり、それに参加するためです。
上映されるこの映画、2本とも、野崎100点満点の大プッシュの、めちゃくちゃ良い作品ですから、未見の人は許しませんよ!! 本当に素晴らしいです。
で、「いいなぁ、この映画祭。で、ついでに久しぶりに松江に遊びに行こうかなぁ」と計画していたら、せっかくだからケルト関係の書籍など販売してくださいよということになり、晴れて松江の友人いわく「友情参加」となりました。なんかかっこいい、オレ!(笑)
で、肝心の上映される作品ですが、1本目の『コット〜』はこの主演の女の子がいい。昨年の野崎の映画No.1の映画です。
景色とかもそうですが、本当に本当に心が洗われるような映画です。靜かにいつも控えめにしている少女が、夏の間、とある夫婦の家に預けられ、その間、何か大切なものに気づいていく。そういう映画です。派手さは全くないのだけれど、本当にグッとくる作品。主演の彼女がいいんだ。そして少女を預かる夫婦も。
そしてもう一つの作品『哲学教室』。こちらはドキュメンタリーなんだけど、これまた素敵な校長先生が主人公。こちらも子供とか、教育とかについて考えさせられる映画です。
すごいですよ。男の子しかいなくて、真っ白で、カトリック系の学校で、ある意味、間違っちゃうと閉鎖的な視野になりがちな環境で、先生は本当に真摯に子供達に向かい合っている。
ギリシャやローマの哲学をベースに小学生たちに教えていく。この子たちが社会を生き抜き、自分の頭で考えることができるように。
松江の皆さん、山陰の皆さん、関西の皆さん、福岡の皆さん、いや東京、そして全国の皆さんも、ぜひこの機会に松江に集合しましょう!!
松江、アクセスいいんですよ。飛行機で、ぶーーんとあっという間。空港も出雲縁結び空港(JAL、FDA)と、米子鬼太郎空港(ANA)と二つあり、どちらの空港からもイージーアクセスですから。
しかも、映画も音楽も同じ日に同じ会場で楽しめるなんて、いいなぁ!!!! 音楽の方はご存知豊田耕三さん率いるO'JIZOの登場。
島根県民会館名画劇場×山陰日本アイルランド協会30周年記念
アイルランドを舞台にした感動作2作品と、世界のケルトシーンで熱狂的な支持を得る
アイリッシュ・インストルメンタル・バンドO’Jizoのライブをお届けします
日時:2025年1月11日(土)
会場:島根県民会館 中ホール(島根県松江市殿町158)
主催:山陰日本アイルランド協会、公益財団法人しまね文化振興財団(島根県民会館)、島根県
後援:駐日アイルランド大使館、松江市
<音楽>
O’Jizo(オジゾー)…豊田耕三(アイリッシュフルート/ホイッスル)、長尾晃司(ギター/バンジョー)、中村大史(アコーディオン/ブズーキ)の3人によるアイリッシュ・ミュージックのインストルメンタル・バンドで、2008年に結成。活動は国内にとどまらず、アメリカやカナダ、アイルランドなど海外での音楽祭やツアーでも熱狂的な絶賛を受け大成功を収めている。また、ソロ活動も充実し、それぞれのバックグラウンドに裏打ちされた確かなテクニックを基盤に、伝統音楽の枠を超えたスケールの大きな演奏やアレンジを展開しながら、その温かくエネルギーに満ちあふれた音楽で幅広い層を魅了している。
www.ojizo.org
<映画>
『コット、はじまりの夏』
15:30(開場15:00)
世界の映画賞で42受賞、60超ノミネートの快挙を果たした話題作。
9歳の少女が経験したひと夏の成長物語をお見逃しなく!
Story
1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす寡黙な少女コットは、夏休みを親戚のキンセラ家の緑豊かな農場で過ごすことに。慣れない生活に戸惑うコットだったが、ショーンとアイリン夫婦の愛情をたっぷりと受け、はじめて生きる喜びを実感していく。
Introduction
本国でアイルランド語を主とした映画として歴代最高のヒットを記録、ベルリン国際映画祭で子供が主役の作品を対象にした部門でグランプリ受賞、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど、近年のアイルランド映画の中でも特に注目を集めた珠玉作。
www.flag-pictures.co.jp/caitmovie
「ぼくたちの哲学教室」
18:30(開場18:00)
「平和の壁」に分断された街、北アイルランド・ベルファスト。
不安定で不透明な世界を生きる子どもたちとケヴィン校長の「対話」の授業を描くドキュメンタリー!
町山解説も良いので、ぜひ。
Story
北アイルランド、ベルファストの男子小学校で実施されている哲学の授業を2年間にわたって撮ったドキュメンタリー。マカリーヴィー校長は子どもたちの異なる立場や意見に耳を傾け、どんな意見にも価値があることを語る。それを受けた子どもたちが問題をどう解決していくか。苦悩しながらも一歩ずつ踏み出していく彼らの姿に誰もが感動するだろう。
Introduction
北アイルランド紛争によりプロテスタントとカトリックの対立が長く続いたベルファストの街には「平和の壁」と呼ばれる分離壁が存在する。宗教的、政治的対立の記憶と分断が残る街で、哲学的思考と対話による問題解決を探るケヴィン校長と生徒たちによる微笑ましくも厳粛な対話がニコラ・フィリベールの『ぼくの好きな先生』を彷彿とさせ、国内外の映画祭で多くの賞を受賞した注目作!
youngplato.jp
チケット情報
O’Jizoライブ
- 前売:1,000円
- 当日:1,500円
- 未就学児:無料
(全席自由/税込)
チケット発売日
2024年11月9日(土)
プレイガイド
- 島根県民会館チケットコーナー
- チケットぴあ(Pコード:285259)
お問い合わせ
山陰日本アイルランド協会
電話:070-5520-1968(オグラ)
–
映画
「コット、はじまりの夏」「ぼくたちの哲学教室」
島根県民会館名画劇場チケット
1作品につき
- 一般:1,000円
- 学生(25歳以下)*:500円
- 未就学児:無料
- お得な5枚セット*:4,000円
(全席自由/税込)
プレイガイド
- 島根県民会館チケットコーナー
- タカキ楽器店
- オンラインチケット「シマチケ」
*学生券と5枚セット券は、島根県民会館チケットコーナーと当日会場のみ販売
お問い合わせ
島根県民会館チケットコーナー
電話:0852-22-5556
営業時間:10:00-18:00
休館日:第2・4月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日―1月3日)
と言うわけで、みなさん、松江でお会いしましょう。
ちなみに八雲記念館では、この時期、この展示があります。来年の朝ドラの主人公になる小泉セツさん。こちらも楽しみ。
八雲のお父さんがアイリッシュだったことは、このブログにも200回くらい書いているので繰り返しませんが、この機会に、松江に行きたいなぁと思っていたみなさんはぜひ、旅行カバンの準備を。