アイルランド音楽名盤ガイド Vol. 3 Martin Hayes & Dennis Cahill 『The Lonesome Touch』

 


LAUの公演会場で販売していたこちらのハンドブック。ちょっと前からTHE MUSIC PLANTのサイトでも特別価格¥2,000(税込・送料込み)で販売しております。

来月1月26日からAMAZONにも入れますけど、そっちは値段は2,500円+税なので、当方のサイトで購入いただいた方がお客さまにとっても良いかと。

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マーティンといえば、こんなチラシを作ったことがありました。本邦初公開、幻の公演チラシ。


チラシを作り、公開しようと思ったところで、公演はキャンセルになったとさ…。まだまだパンデミックで海外から日本にやってくることが不可能な時期でした。


ホールを抑えたデポジットを、王子ホールさんが持って行くかと思って悔しがっていたら、補助金が出たのかなんなのか戻ってきたんだった。よかった…。こういうブランドホールは本当に値段が高い。そして一時はホールのデポが戻ってこないことも大きな問題になっていたので、本当によかった…

そして、もちろんこの公演は催行されませんでした。残念。ま、仕方ないよね。

 

このアルバムの1曲目のこの曲。LAUのマーティンがピアノアコで弾いてた。

「いいなぁ、それ」と言うと「この曲は簡単だよ」とか言うので、譜面を見つけてピアノで弾いてみたのだが、いやー なんかシンプルなだけに、すっごく難しい! そもそもこのゆっくりの中に、どうやったらダンスのビートをいれられるんだろう。すごいなぁ。

 

アイルランド名盤ガイド。Vol.3は絶対にこのアルバムだとずっと前から決めていました。もちろんルナサやFLOOKもいいアルバム作っているけど、音楽の、いわゆるこの領域まで行ける作品は、ウチで出したアルバムの中ではこれ1枚だけです。これしかない。

本も相当頑張っていて、充実の内容なんですが、圧巻はデニス・カヒルの写真集。デニスが被写体になった写真じゃないよ、デニスが撮った写真。

写真を撮るのが大好きだったデニスのトリビュートということで、ご遺族の方から彼が撮影した写真を借りることができて、使用料を割ときちんとお支払いした上で、掲載したんですよ。

で、出来上がった本を送ったら、マーティンから素敵なメールをもらいました。

「こんな本ができるだなんて、なんて名誉なことなんだろう。本当にありがとう。デニスも同じように思っていると思う。こうやってデニスことを思い出すには最高の本だ」とのこと。

またデニスのご遺族の方(奥様)からは、

「今日、本を受け取ったわ。眺めながら、泣いたり、微笑んだり、デニスのことを思い出して声を出して笑ったり。とても素敵だわ。ありがとう」とのこと。

デニスが亡くなってしまっているせいもあるけど、ちょっとグッとくる、名盤ガイド。3冊目にして、なかなかの内容のものができたと自負しています。

いったんこれで、3冊は出すと決めていた「アイルランド名盤ガイド」は終了となります。もっとすごい名盤に自分が関わることができればいいんだけど、多分これ以上の作品はないしなぁ。自分がかかわった作品じゃないと、許可を取ったり、資料を集めるのも不可能だし。

というわけで、ぜひみなさんもお買い求めください。うちの通販およびライブ会場での販売では2,000円(税込・送料込み)です。

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そしてFLOOKの来日もぜひお忘れ無く。春のケルト市は4月26日。こちらもよろしく。詳細はこちら www.mplant.com/flook

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