被爆80年企画展「ヒロシマ1945」 写真展@TOP MUSEUM

被爆80年企画展「ヒロシマ1945」に行ってきました。普段こういう応援したいやつは、なるべく早く行って、早く応援報告をこのブログに書くのだが、私としたことが、行けたのは展示最終日。

でもBetter than Never。この時期だけでも謙虚な気持ちにならねばということで、80周年ということもあり、この写真展に行ってきました。中国新聞主催。そのせいか、もうなんともストイックな感じ。入場料なんか、3倍取ってもいいように思えた。

私が行ったのは最終日の、しかも夕方。日曜日だったし。普段日曜日出歩かないんだけど、偶然この日は日曜日の夜に渋谷で用事があった。そして、ここしか行けるタイミングがなかった。ずっと気になっていたのだが、Twitterで友人がこちらのブログを紹介してて、最終的に背中を押された。

そこで、チケット、予約して行った方が絶対にいいというアドバイスを読んで、予約していったのが正解。待たずに入ることができた。感謝。何が長蛇の列ってチケットを買う人の列がすごいのだ。ロビーを超えて扉の外まで結構な数並んでいた。




最終日だったせいか、パンフレットなんか、とっくに売り切れている…残念。




私が一番感激したのは、実はこの下の写真、右側に写っている若い警察官。自らも頭に包帯をまきケガをしながらも、被災証明書を必死で発行している姿。

これ普段から原爆資料館にもある写真で、よく外国人を連れてあそこに行くと、みんなが展示を見てみんながあんまり落ち込まないように、行く前に私はよく「私が一番好きな展示はあの写真。人間は極限の状態に置かれても助け合うんだ。そこがすごいんだ」という話をしてから彼らを入場口から送り出してあげることにしている。

じゃないと、本当にみんなぐったりしちゃうからね。


で、なんと今回の展示で、この警察官のお名前と年齢、そしてこの同じ場面を別の角度から撮影した写真も展示されていたのである。これは感激! 

写真は、中国新聞の松重美人さんが撮った。警官さんのお名前もある。ここにある(1)と(10)の人が、この28歳の警官さんなのだ。



それにしても、本当にすごい。当時悲惨な状況下でも必死で後世に伝えようと奮闘した記者さんたちがいることに、とにかく圧倒される。

戦後、こういった写真は政府やアメリカ軍によって没収されそうになったりしたそうだ。それをなんとか守り抜いた人がいたから、私たちはこうやって80年後にこの景色を見ることができる。

10分ほどの映像の上映もあったのだけど、その映像もすごかった。っていうか、電車、爆撃を受けてからすぐ復旧してるんだもん、すごすぎるよ。路面電車も。そしたらこんな本も出ていた。知らなかった。

こうやって破壊することができちゃうのも人間。そしてその中で必死で助け合い生きるのも、また人間だ。

会場はパンフレットは売り切れているし、混んでいるし、チラシすら実はあまり残っていなかったけど、この1枚を必死でゲット。



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