2025年総括


ピーターさんのテレビ作ってるKさんがお花を送ってくださった。ありがとうございます。

1月。フジテレビの醜態に唖然。そして人気アイドルが一夜にして、そのステイタスを失うことなど。日本はこちらの想像以上に終わっているんだな。

2月。作曲家の日向敏文さんがニューアルバムをブタペストでレコーディングすることになり、日向さんのカバン持ちでブタペストに行った。寒かった。市内のイタリアンレストランで、私が日向さんと出会ったころ生まれたご長男のリオンさん(映像担当)にワインを選んでもらい感動した。長いこと仕事していると良いことがある。

3月。ブタペストから戻り音響ハウスにてオノセイゲンさんのミックス。私は別にスタジオにいたところで、お弁当を買いにお使いをするくらいしかやることがないので、ちょっとのぞいて、あとはフェイドアウトするはずだった。それなのに、なぜか作業に11日間も付き合うことになる。好きなことに夢中になるおじさんはかっこいい。すごいものができた。

4月。フルックが来日。日本のアイルランド音楽演奏家の皆さん参加の「ハーヴィーズ」に涙。皆さん、ありがとう! 公演内容もものすごく良く、改めてすごいバンドだなと思うと同時に、セーラの優しさと心の広さに改めて感動。しかし日向さんのニューアルバムの宣伝仕込みと重なって本当に地獄のような忙しさだった。今までの自分のワーキングライフの中でも屈指の忙しさだったかもしれない。

自分のキャパを超えても、やりたい仕事が手放せない、自分の小ささも痛感。まだまだだな、オレ…とはいえ、私「は」楽しかった。

6月。その日向さんのニューアルバムリリース。今でも両立したのが信じられない。というか、今でもあまり頑張りきれなかったと反省している。もっとできたことがあったと思うのだが。時間は有限で自分の力もたいしたことないなと反省山盛りである。その連続だ。

7月に入って、ちょっとホッとできるかと思ったのに、すぐ年末のあれこれの発表があって、やはり忙しさは変わらなかった。

8月。ケンソーの小口健一さんが亡くなった。まだ自分の中では納得できていないのだが、小口さんが亡くなって、改めて私とあまり年が違わないことや(若いころの年上って、すごく年上なイメージがある。本当は同じような年齢なのに)、普通の人は私のように自分の病気のことをペラペラ人に言ったりしないんだということを、あらためて感じたのだった。

また改めて小口さんのトリオ:エスの公演を作れてよかったと思った。いや、それは言い訳にすぎない。もっと本当はやれたと思う。ごめんね、小口さん。ありがとう、小口さん。

9月に入ってついに万博へ。インターナショナルってなんなんだろうね。東京に戻った瞬間にゴサード姉妹と一緒に3週間ツアーがスタート。彼女たちのプロフェッショナリズムに感動した。大塚組にも。出会えたことに感謝。出会いは宝物。特にこのチームについては思う。

10月。石破さん、さようなら。石破さんのことをとても頼りにしていた。でもやっぱり選挙に負けたのだし、私は自民党には死んでも投票できないんだよ。公明党の斉藤代表にも感動したが、でも29年も与党でたいんだからその功罪は大きい。その後、誕生した新首相は、私とまるで考え方が違う人で、そんな人に期待できるはずがない。正直ずっと暗い気持ちでいる。

自分の最後の招聘もの公演でポール・ブレイディが来日した。ポール、ありがとう。ポールはやっぱり最高に魅力的だ。近くによると怒られるんだけど、怒られながらも目が離せない。普通だったら知り合いになれないレベルの相手であることは間違いなく、そして心からピュアな人だというのがわかる。ポールのこともあって、ひさしぶりにケルティック・クリスマスにも参加。いろいろ考えた。

最後の公演は小泉八雲の公演で、佐野史郎さんや、山本恭司さん、小泉凡先生とご一緒できた。名誉。とにかく全主催公演無事に終えてホッとしている。大きくてしっかりしたプロモーターさんでさえ、事故や天災、いろんなこととは無縁ではない。よくウチみたいな小さな事業体が無事、業務を終えることができた。全ての関係者に感謝。

まだ咳をがゴホゴホ出るので、早く復活したい。それにしても… えっ、あれって今年なんだっけ? 去年かと思ってた…みたいなことが多い、濃縮された2025年でした。

っていうか、手術もしたはずなんだけど、あれは1月だったっけ、2月だったっけ? あと海外レコーディングももう1本したはずだが、すでに思い出せない。

 

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろすことにしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。主催公演や招聘はもう行う予定はありませんが、2026年も若干雇われ案件(笑)があるので、それはゆっくりとこなしていく予定です。これからはのんびりと。

PRの仕事は続ける「かも」しれませんが、まぁ、それはクライアントさんあってのことだからなぁ。どうなるかなぁ。

この日記も自分のペースで続ける予定。fbページは適当に閉じます。大好きなTwitterは以前と変わらない自分ペースで続けます。1日平均30ツイート。はっきり言ってうるさいと思います。

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのマネジメントおよび宣伝をお手伝いしております。今年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けているのですが、そちらが2月に35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。

◎ショパンコンクールのドキュメンタリー映画『ピアノフォルテ』のPRのお手伝いしております。東京での上映は一旦終了しましたが、これから公開になる地域もあるようです。みんな見てね! 公式サイトはここ

◎2月6日より公開。映画『フレワカ』。アイルランド発ゴシックホラー? フォーク・ホラー? 北アイルランド出身の女性監督によるゲール語のたくさん出てくる作品。よかったらみてね。公式サイトはここ