なでしこ優勝に思う日本のサッカーの実情

朝起きたら、サッカーチーム優勝で日本が盛り上がっていた。おつかれさま、選手の人たち! 明るいニュースがしばらくなかったから日本が一気に元気になったようだ。良かった。良かった。

しかし元々スポーツ観戦しない私にとって、どうもこの状況はシラケるばかり。どうもオリンピックにしろ、W杯にしろ、スケートにしろ、普段から応援してない人たちが、こういう時にだけお祭りに便乗しているように見えるのだ。ファンが一瞬だけ一気に増殖し、そしてしばらくするとまた次の感動に向けて、さーっっと波は引いていく。……いや、もちろん何もしないよりそのときだけでも応援した方がいいのだろうが、それにしても、普段こういうスポーツに対して充分サポートが出来ていないのに、どうなのかな〜と思うわけさ。今回も聞いたら選手は会社勤めやバイトとサッカーの練習の両立で大変なんだそうじゃない。そういやスケートだってスケートリンクがなくてみんな選手はものすごく苦労していたよね。充分サポートできてないにも関わらず,盛り上がった時だけ、応援する。なんか違和感感じていたら乙武さんのブログのリンクがTwitterで流れてきて、彼の言葉に超共感してしまった。ぜひぜひ皆さんにもよんでほしい。

なでしこ優勝に思うこと
http://otozone.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-d7ff.html

ずっと応援してきた乙武さんだからこそ書ける文章だ。特に乙武さんの偉いところは、そこに苦言を呈するだけではなく、しっかりポジティブに結んでいることだ。ここがスポーツマンらしいよね!「感動の準備段階にもっとお金を使えば、いままでより多くの感動を得られるかもしれませんよ」

そうなんだよ。最初からきっちり応援することであなたの感動は何倍にもなるのだ。乙武さん本当に素晴らしい…というか頭がいいんだよね、この人は。うん。

本当におつかれ様、選手の人たち。そして今回騒いでいる人たちは少しでも彼らの活動を普段から応援すべきだと思う。日本のサッカーは東電/原発と切っても切れない位置にいる。このブログ「福島原発に対する日本サッカー界の責務」なんてすごく泣ける。サッカーを思う気持ちばあればこそ、だよね。そういえば元勤め先であった東電をかばうあまりブログが炎上した選手もいたよね。とにかく、いろんな事を深く考える機会になればいいな、と思う。選手はみんな本当にピュアな気持ちで、多くの犠牲を払い、そしてこの悲願の優勝を勝ち取ったのだ。それを知ることで、あなたの感動はもっと深く、もっと強いものになるのだから。

……な〜んてね。それこそ普段からサッカー詳しいわけでもなく、応援しているわけでもない私が言わなくても、きっとサッカーファンの皆さんは分かっているよね。そもそも私がグダグダ言うことでもない。

で、手前味噌なんだけど、この「感動の準備段階にもっとお金を使えば」ってのは、実は私も意識している事なのだ。早くからチケットを買ってくれたお客さんのために、なるべくマメにブログを更新する。もちろんつまならい食べ物の写真とか仕事の愚痴を書くこともあるけど、お客さんがここを読むことで来日の経緯を知ったり、成田に到着した瞬間や、打ち上げでのアーティストの姿をみたりして、コンサートの数時間だけではなく、感動の時間ををもっと長く感じてもらえるようになる。というか、そういう準備によってコンサート本番での音楽の感動はさらに色濃くその人の心に残る。そうなるよう、このブログで頑張って情報発信しているつもり。

ぜひぜひウチのコンサートチケット買って、チケットを買ってからコンサートが始まるまでの(いや終わってからもしばらくは)時間もワクワクすごしませんか?

ただいま,告知中の公演はこの2本。

10/1(土)フレアーク@吉祥寺STAR PINE'S CAFE
11/5(土)ヴェーセンマーティン・ヘイズ&デニス・カヒル@トッパンホール

さ〜て、頑張ります!

PS
友達がこういうブログを教えてくれました。共感。本当の共感って同じ物を好きってことじゃなくていいと思う。「どんな風に好きか」ってのが共有できれば対象はどんなでも。この人は本当にスポーツのことを愛していると思う。
http://hoshinot.asablo.jp/blog/2011/07/19/5963157