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2011年7月19日火曜日

マーティン・ヘイズ@「旅のチカラ バイオリンは歌い フィドルは踊る」

今日、マーティン・ヘイズがNHK-BSのドキュメンタリー番組に出るというので友達の家に行って観てきました。ウチはBSが映らないんですよ〜。

ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんがアイルランドにマーティン、そして伝統音楽の世界を訪ねていくというドキュメンタリー。葉加瀬さんがマーティンのファンだというのはずっと前から知っていた。実は10年くらい前だったか、ある日突然、某3大新聞の編集者から電話があり「そちらのCDを紹介したいのでジャケット写真を送ってほしい」という依頼があったのだ。ご紹介してくださっている方は誰かと聞いたら葉加瀬さんだった。その時の記事はその編集者が送ってくれなかったのと(笑)、私が掲載日に新聞を買うことを出来なかったので読んだことがないのだが、記事を観た人の話によると、すごく良い内容だったのだという。

で、今回のこのTVの話は、マーティンの来日時にTV番組の制作の方がウチのコンサートに来てくれて初めて知った。最初聞いた時は、こんなに直近(たしか収録は5月だったはず)でスケジュールがあうものかと思っていたのだけど、無事なんとかなって、番組が出来上がった。

いや〜良かったね。葉加瀬さんの音楽はクライズラー&カンパニーの時からちょっと知っていた。私はそれほど広く音楽を聴く方ではないけれど、ケンソーの当時ドラマーだった村石雅行さんがクライズラーやってたから(そして村石さんは葉加瀬さんのソロツアーのドラマーもやってたと思う)、なんとなく知ってたし、ライバル視もしてた。もっとも私がケンソーのマネージャーをやってた当時、村石さんのスケジュール争奪戦にあがってくる相手はたいていユーミンであったのだが(笑)

だいたいこういう仕事をしていると自分がめちゃくちゃ惚れているアーティスト以外、そして自分のアーティストよりも売れてる人たちについてはどうしても理由もなく敵対視してしまうものであるが、偶然、葉加瀬さんがとある料理番組(たぶんテレ朝の上沼恵美子のやつ)に出ているのを観てから、私は葉加瀬さんに好感を持った。普通こういうのに出る場合、芸能人は衣装の上にエプロンを付けるだけなのだが、葉加瀬さんは全身プロ仕様の調理服を着てらした。「料理番組、大好きなんです!」と言う、そのやる気と心意気。そして料理の先生にたいする尊敬ある態度などに非常に心を動かされたのだ。いい人だね〜、葉加瀬さんって!

今回の番組については、超細かいポイントに言いたいこともなきにしもあらずだが、でも非常に分かりやすい形でアイルランドの伝統音楽のことが紹介されていたし、マーティンは葉加瀬さんの尊敬するフィドラーという立ち位置で非常にいい役回りをやらせてもらい、ものすごく良かったと思う。

葉加瀬さんは伝統音楽をそれこそ必死で「難しい!!」と言いながらも一所懸命演奏し、譜面に落として練習し(そこがクラシックの人らしい)、なんとかタラ・ケイリー・バンドのゲストとして演奏し…葉加瀬さんの伝統音楽家に対する尊敬の気持ちが出ていて、まさにあの時の料理番組と一緒! 本当に素敵でした。しかしたった数行の楽譜なのに、その楽譜から目を離すことができない。クラシックと伝統音楽ってまったく似て非なるもの……それにしても完璧アウェイのこの世界で、葉加瀬さん、よくやった!

NHKの番組ということで、秋の来日公演の告知は出来なかったけど、オフィスに戻ったらチケットが瞬間で6枚も売れていた。まさに「旅のチカラ」ならぬ「TVのチカラ」? とか書いてたら、また1枚売れた…ありがたい。

番組制作の皆さん、葉加瀬さん、本当にありがとうございました〜。

PS
マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル来日公演
11月5日(土)トッパンホール with ヴェーセン
11月8日(火)旧古河庭園洋館
詳細はこちら
マーティン・ヘイズのホームページはこちらです。

PPS
番組の再放送があるそうです。7/23、朝7:45より。のちほどNHK ON DEMANDでも観れるようになるそうです。(20日、追記:こちらで見れます NHKオンデマンドへのリンク

PPPS
「いい番組だったよ」とマーティンのマネージャーにメールしたら「アイルランドの音楽のドキュメンタリーって、いっつもハリウッドくさくなるから心配してたのよね。あなたが気に入ったなら大丈夫だわね」だって。分かってる!(笑)