被災地の桜のニュースは

被災地の桜のニュースは訴えかけるメッセージがとても強かったと思う。あれは悲しいニュースだが、いいニュースだった。ニュースを見る人に考える機会を与えたという意味で。それが共感を読んでTVでもかなりやっていたようだし、FBやTwitter、ネット上のニュースでもかなり目にした。

私はそういう「自分で考えろ」的メッセージが込められたものが大好きだ。見る人が自分で判断してくれ、というのがいい。たとえば発信する立場としては、考え方を押し付けられた人に対して、その受け止め方に責任を取るのはイヤだから押し付けたくない。そんなの貴方の勝手でしょ、というのがある。また受け止める立場としては、これはもう絶対に人の考え方を押し付けられるのが嫌い。

それにしても、ただでさえ悲しいニュース、辛い世の中、受け止め方まで人に指示されたくないというのが本音だ。

今日札幌のFINLAND DAYSの仲間、高橋プロデューサーのブログも同じ事を言ってると思う。(違ってたらごめんなさい)

私たちが紹介している文化は非常に分かりにくい(ごめんね、ずばっと言っちゃったよ)。でも単純なディズニーランドやミッキーマウスにならないようにというのは私もよく思うことだからだ。(でもディズニーにも学ぶべき所はあるけどね)

そしてかつ、入り口は広くしておかなければいけない。このようにプロデュース業というのは非常に難しいものなのだ。そこがクリエイティブの見せ所でもあるのだけど!



昨日だったかな? FBで発表されたアラマーイルマン・ヴァサラットの新しいアーティスト写真。ご覧のように一人メンバーが変わった。私はだいぶ前にこのメンバーチェンジを聞かされて結構ショックを受けた。ヴァサラットはロックバンドだからメンバーチェンジもロックバンド並みに起こる。

前の来日の直前にオリジナルメンバーのテーム(ドラム)が辞めた時も大ショックだったが、テームから新しいドラマーのサンテリになって、ヴァサラットのサウンドはものすごくよくなった。やはりロックバンドでドラムは大事だもの。テームは重量感のあるいいドラマーだったが、やはりシャープさという点ではサンテリの方がずっと上だ。

そして今回エルノが脱退した。エルノはステージ上でのキャラは良かったが、プレイヤーとしてはちょっと一流とは言いがたった。つまり、私はヴァサラットは今後より音楽的な方向性を強めていくに違いないと思う。それは良い事なのかもしれない。

が、ツアーは明らかにエルノなしだとつまんないなー。あの子、とっても可愛いんだもの!(笑) 

新しいアルバムは内容も、ものすごく良い。すでに私は音をがんがん聞いているが、ホントに良いよ、これ。で、日本では日本のみのボートラをつけておそらく今年の秋口に発売になると思う。何かあったらここで紹介していくのでお楽しみに。ちなみに来日も2013年の前半に「あります」。

メンバーチェンジは悲しいが、私はこのバンドをやっていく限り、ずっと何があってもスタクラの決定を信じる。というか、信じられなかったら、やれないよね。

尊敬するカメラマンの畔柳ユキさんが「ロックフォトグラファー本」の発売記念イベントで、トークをされています。ラモーンズ・ファンじゃなくても必見! リンクはこちら。ここにも「今しかないんだよ」というユキさんのメッセージが感じられる。そして前しか見てない、ユキさん。かっこいいね!