今日は最高に嬉しいニュースです。私の、生涯関わった中で、もっと大事なアーティスト、メアリー・ブラックが来日することが決定しました。とにかく嬉しい。こんなに嬉しいニュースはありません。私はこの人に出会わなかったら、たぶん今の仕事をしてませんでした。
ここ10年くらいしかアイルランド音楽を聞いてない人はメアリーのこと知らないかも。なにせ15年ぶりの来日だから。とにかく最高に素晴らしい、アイルランド最高の歌声です。
場所は東京のみ。丸の内コットンクラブにて。5月19日、20日。詳細はこちら。
また来日にともなって4月下旬にベスト盤のリリースも決定しました。現在、私が熱血選曲中。また発売日が近くなったら、いろいろご紹介していきたいと思いますが、とりいそぎ。
ってなわけで、私の人生のサウンドトラック「ノー・フロンティアーズ」をご紹介します。歌詞が最高にいいんですよ。
人生を川とするなら、人の心は小舟
漂うべくして生まれてくる
それはさながら水の精
人生を遥か高みな吹く風とするなら
人の心はその空に焦がれるアメリア
天は広く、そして果てしない
あなたの瞳に,私は天を見た
あなたの瞳に映るささやかな兆し
それはひばりのさえずりのように
この暗黒の夜をなぜか
少しだけ暖かく感じさせてくれる
少しだけ暖かく…
そして抱いていてくれるの、恐怖がその手を緩め
天が思いを遂げる日まで
天は広く、そして果てしない
あたなの瞳に、私は天を見た
(ジミー・マッカーシー作詞作曲「No Frontiers」の歌詞一部/訳 染谷和美)
Somehow this black night feels warmer for the spark
to hold us til the day when fear will loose its grip and heaven has its ways
ってすごいよね。この部分を聞くと、ちょっと泣きたくなる。
なんか世の中は最低だけど、ささやかなきらめきで真っ暗な夜が、ちょっとだけあっためられる。そして私たちをその日までささえてくれる…
その日まで…ってなんだろう。きっと死ぬ日まで、かな、と思う。そうやって私たちは生きている。
最近長男のコナーに長女が生まれたので、メアリーはおばあちゃんになって、幸せマックス。コナー一家はメアリーの家からほんの5分くらいのところに住んでいるので、お互い行き来してベビーシッティングに忙しいんだって。こちらにそのニュースが…
そしてこれが最後の海外でのツアーになるそうです。私も常々メアリーが引退するまでは仕事を辞められないとボヤいてきましたが、とうとうこの日が来たか、という感じです。ありがとう、メアリー。本当に公演が楽しみ。