ON THE SHELF TVのロジェリオ五十嵐 at Bar Trench ananに掲載されました〜

久々にananという雑誌を買って、自分のついていけなさに驚愕! そもそも巻頭特集で特集されてる男ども…大森南朋以外は顔もはっきりと認識すらできず… こんなんでエンタテイメントビジネスの隅っこにいるんだから、しょうがないよね。私も。












で、なんで買ったかというと、我らがON THE SHELF TVのMC、ロジェことロジェリオ五十嵐が載っているからなのだー。

しかもカラー1/2ページ。すごーい! やったー!














でもこのバー特集。読んで、ふーん、バーってそんなに敷居が高いところだったのか、とびっくり。これによるとバーには白いシャツにタイトスカートを着た女の人が一人で行くのが格好いいとされているらしい。2杯で5,000円(高っ)。長居しないのが格好いいらしい。ふーん。

確かにいつもON THE SHELFでお邪魔しているBAR TRENCHもそんな感じが似合うお店だ。細かい調度品から、SHELFにならぶ本の1冊1册まで、オーナーのセンスが光りまくる。私はその半分…いや10%も理解できないのだが、確かに私みたいなチンケなおばはんよりも、お店に似合うような格好いいお姉さんがカウンターに一人でいたら確かに絵になるだろう。いつも申し訳ない… そもそも、いつもお世話になっているのに、飲み歩くという習慣がない私は滅多に行くことができない。申し訳ないなぁ、といつも思っているところなのだ。

ロジェは実はラウーのクリスが最初友達になった。クリスはバーを見つける天才で、最初姉妹店のTram Barの方に入り浸る様になったのだ。ラウーの初来日は代官山が会場でホテルは恵比寿の駅前のホテルを使っていた。そこから歩いて会場に通わせていたのだが、ラウーではマーティンは絶対に深呑みしないし、マーティンが一緒だとエイダンもだいたいはおとなしくホテルの部屋に戻っていくから、飲んべえのクリスは毎晩寂しい思いをしていた。

私が仕方なく一晩終電までつきあったこともあったが、そのとき、初めてTramに連れていかれた。かかってる音楽のセンスがいいな、と思った。あの夜は面白かったなー。クリスと私はカウンターで飲んでいたんだけど、隣りにいたヘンな「英語勉強したい」おじさんに絡まれて大変だった。クリスったら「彼女は僕らのボスだぞ。失礼なことを言うな」なんて言ってくれちゃって(笑)クリス、いい子なんだよ。私は別に気にしてなかったけどね。ま、よく都議にいるようなセクハラおじさんだったわけですよ。

それはともかく、そんなわけで毎晩Bar Tramに通っていたクリスはすっかりカウンターの内側のロジェと意気投合してしまったわけ。で、ラウーの何度目かの来日の時にロジェが「今度新しい店を近所に新しい店をオープンしたんですよ」と言って連れていってくれたのがBar Trench。みんなで行ってみて、そのかっこよさに感嘆した。そこでロジェが「ヨーコさんがよく上げているBalcony TVみたいなの、やってみたいんだよね」と提案してくれたのだ。そして、あれこれ彼らとミーティングを重ね、その年の1月に来日したGlenn Tilbrookの映像を撮影。そのあと震災やら何やらありながらもグレンのあの映像で4月1日にON THE SHELF TVは無事オープンしたのでした。今,聞いてもこの演奏,ホント素晴らしいよね。朝の10時だよ、グレン。それからピーターさんのラジオに早朝出演し、朝ここで演奏を撮影する、というパターンが出来上がった。

それにしても飲食店業って面白いよね。東京の飲食店は、下見に行くと上から下までジロっと見られるような六本木や銀座の高級店でも、当日外国人がゾロゾロ連いてくれば、私のようなチビであまり見栄えのよくない女でも非常に感激されることが多い。

でもそういう店と違ってTremchではバーといっても、ロジェの優しーい性格もあって、お客さんはとっても暖かく迎えてもらえる。ロジェ、ホントにカウンターに向いてる。で、私は「疲れてるんだけど、元気になれるノンアルコールのホットカクテル…」とか、そういうワガママを聞いてもらったりしているのだ。皆さん、Bar Trenchへ、ぜひどうぞ! ぜひカウンターで、ON THE SHELFで撮影した、たくさんのミュージシャンの話題を振ってください。恵比寿の駅からすごく近い。路地裏にあるバーです。そういや最近なんかカレーとかもやってるみたいなんだよな。黒板に書いてあるの、すごく気になってんだけど…あれ食べてみたい。

ところで、ミュージシャンの気分をいかに壊さず、かつ翌日の公演や仕事に支障が出ないように早めにホテルの部屋に戻すか…ということはプロモーターの必死の命題なのであるが、ヴェーセンについては、その心配はいらない。逆に「もう帰っちゃうの?」とボヤいているのは、私だけだったりする。あぁ、早く来ないかなぁ!

ON THE SHELFで撮影したヴェーセン。ウーロフでかい! そしてローゲルとミッケの足がこころもとなく揺れるのが、これまた面白い。今夜0:00より、秋のツアー、いよいよチケット発売です〜。