試写で見せていただきました。
うーん、サイコサスペンス大好き! そしてこの子も好き、「アルバート氏の人生」ではアイルランドのバカっぽい女の子を演じ、「ジェイン・エア」では主役を演じていたミア・ワシコウスカ! 彼女いいねぇ、ホント。
ジュリアン・ムーアが主役ってことになっているけど、そうかぁ?って感じ。ミアの方が圧倒的に存在感があるよ。でもジュリアン・ムーアはこの映画でカンヌを取ったらしい。ほぉ…。
ジュリアン・ムーアといえば「羊たちの沈黙」のいまいちだった3作目「ハンニバル」でのクラリス役を思い出す。あと印象なかったけど、「メイジーの瞳」のお母さん役も彼女だったんだよね。唯一彼女の出演映画の中で好きな「アワーズ/めぐりあう時間たち」でも彼女自身はぱっとせず…あれはニコール・キッドマンがかっこよい映画だった。
この話もハリウッドの内幕…というより、まぁ場所はハリウッドじゃなくてもよい話で、要はセレブ家族や落ち目女優の崩壊した内側、ってことなんだけど、とにかくミアの演技が断然光っている。ずっと手袋をしていて不思議なこととか、視線とか。不気味な18歳という設定は彼女にぴったりだ。ちょっと難しい顔をした時とか、めちゃくちゃいい、彼女は。
クローネンバーグ監督作品としては「危険なメソッド」以来で、あの作品もぴんと来なかったけど、これもなんか自分のツボには入らなかったかも。でも! サイコサスペンス好きとしては満足。そしてミアを観るだけでも価値がありますよ、この映画は。12/20公開。
PS
ジュリアン・ムーア、でもトイレシーンやセックスシーンなどかなり捨て身のすごい演技してました。それだけでもすごいのかもしれん。