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2015年1月11日日曜日

日々あれこれ…経理編

経理地獄も佳境になってきた。「銀行」「クレジットカード」「現金」の3パートに分かれているのだけど、今やっと「現金」に突入。

それにしても、1つ1つ打ち込み作業は苦痛だ。何日に、現金で、消耗品で、文房具コピー用紙、相手は清和ビジネス(アスクルの事です)、値段は3,000円とかなんとか…エクセルに打ち込んでいると、ホントいやになってくる。日本にヨーロッパの伝統を伝えるという意味のある素晴らしい仕事をしている私が何故こんな単純作業をやらないといけないのか。例えばお客さんにチケットを発送するために封筒に宛名書きしたり、近くの郵便局まで海外小型郵便物を届けにチャリで風の中走ったりするのはまったく問題ないのだが、自分の仕事の中でこの経理という作業はホントに自分にむかないというか、プロダクティブでないというか、まったくもって不毛な仕事としか思えないのだ。世界中の経理が出来る人たちを本当に心から尊敬する。

でも時々ミュージシャンと食べたご飯の領収書が出て来たりすると、あれは楽しかったよなぁ、あれは美味かったよなぁ、とニマニマしたり…。とにかくこれが終われば、また経理フリーの日々が350日くらいやってくるんだから、頑張らないといけない。

普通のフリーランスの人は3月にやる作業だと思うのだけど、ウチは経理部長(母親)が超せっかちで厳しいから1年が終わった瞬間に1年分を部長に提出しないといけないというルールになっている。とにかく最悪なのが経理部長との打ち合わせで、ホントにお金を払ってプロの他人に頼んだ方がなんぼいいかといつも後悔する。が、貧乏だから仕方がない。「去年も同じ事を言われたでしょ、あんたってホントに馬鹿」くらいのことは平気で言われるので覚悟しないといけない。家族ってなんでこうなんだろう。年にたった1度の作業だから忙しい私は細かいことはすぐ忘れてしまう。でも田舎に住んでいる彼らはいろんなことを1つ1つ非常によく覚えている。暇なんだよね、要するに。

そして部長にケチョンケチョンにやられて肩を落として自宅に戻れば、普段の仕事が待ち構えており、ホッとしたりする。ウチの仕事は大変だが、ホントに楽しいし、とてもクリエイティブだ。毎日違う人とミーティングして、新しい街でランチを食べる。新しいアイディアを吸収すべく映画をみたりコンサートに行ったりもする。面白い仕事仲間に囲まれて自分も仕事が出来る女になった気になる。そりゃぁ深夜締め切り近くなった企画書などと格闘することもあるし、宛名書きや顧客名簿のファイル作りなど大変なこともあるが、まぁ、でもすべて自分発生の自分がやりたい仕事のためだ。どんな大変でも頑張れる。さらにツアーとなれば動きも派手だ。夜、睡眠が充分に取れるかは不確定だが、それでも好きなアーティストに頼りにされ、彼らとずっと一緒にいられて、こんなに楽しい仕事は他にないよな、と思う。

今もたまたまとあるミュージシャンがプライベートで来日しているのだが「私が成田に迎えに行ってもいないのにあなたが日本にいるなんてヘンよね」とか言ったら、どうやら彼が成田に到着した時、どっかのプロモーターさんがバンドを出迎えているシーンに遭遇したらしく「すごく羨ましかった」なんて可愛い事言ってくれちゃって、ホント、ウチらの仕事はいいよなぁ、と感動したのだった。

…っていうか、奴も上手いよね。それは分った上で、それでもニマニマしてしまう。お世辞だと分っていてもやっぱり嬉しい。他にも日本にまだ来たことがない、すぐれたミュージシャンから売り込みがたくさん来る。この仕事はすごいアーティストたちにチヤホヤされる、すごくいい仕事だ。今,来日中の彼だってホリディで来てるんだからツアーで来るより自由はあるし観光は楽しいだろうに違いないのにね。よく言うよね、って感じ(笑)

でも私たちはそんな風に自分の仕事が大好きだ。ツアーに向けて頑張って、そしてツアーが実行され音楽が鳴り始める時、ホントに格別な思いがある。そして才能があってすごいなぁと尊敬している相手と一緒に仕事をすることによって、自分もなんだか才能があるみたいな、そんな錯覚に陥ったりするのだ。ほんとはそんなこと全然ないんだけど。

それなのに!! 今、私の持っているすべてが、1年分の経理の前では…すべてが小さい。まぁでもね、すべては小さいのだ。いつだって。チヤホヤしてくれるミュージシャンもいったいどういうつもりなのか本当のところは分らない。すべてが非常に不確かものであるのも事実だ。ホントに心から感謝してくれてるミュージシャンもいるだろうし、一方でまぁ日本においてはそんなに選べる立場でもないしと思っているミュージシャンもいるだろう。ミュージシャンは友達とは違う。私だって私の人間性が優れているからミュージシャンがチヤホヤしてくれるのではないことは分っている。まぁ、そんなふうにすべての人間関係は、ゲームの上になりたっている。それは友情だろうが、愛情だろうが、家族だろうが、みんな同じだ。自分のこと以外は何もわからない。自分のことだってよく分らない。でも分らないからこそ大事にしたい、ってのはある。いろんなことに感謝しなくちゃ。

そして何度も言うが、とにかくこの時期…経理という巨大なプロジェクトの前では…すべてが小さい。経理は私のプライドをずたずたにしてくれる。ま、でもがんばろ。そんな経理もこの「現金」が終わり、経理部長に資料を提出し、ウチの税理士さんからの電話の質問に答えれば、すべて作業完了となる。ゴールは近いわ… Oh life I love you to my bones!

学生さんが作ったこんな可愛いビデオも発見! 本人も楽しそう! いいね〜。Wallis Birdの「To my bones」の別クリップ。